綱手

火影くノ一, 三忍, 医療忍者, 千手, 木ノ葉隠れ, 火影

木ノ葉隠れの里のくノ一であり、五代目火影。師は猿飛ヒルゼンであり、同じくヒルゼンに師事した自来也・大蛇丸と共に伝説の三忍とも呼ばれる。祖父は初代火影である千手柱間で、祖母は柱間の妻であるうずまきミト。祖父が初代火影であることから、「綱手姫」と呼ばれることもある。弟に縄樹がいたが、戦争で死亡している。加藤ダンと恋仲にあったが、ダンも戦争中に死亡し、そのことがきっかけで血液恐怖症になっている。

忍界きっての医療スキルを持つ。また、敵地に長期間入り込む必要のある小隊には必ず一人医療忍者を配備する提案をし、その案が採用されてから任務中の忍の死亡率が大きく低下したという功績も挙げている。

人物

幼少期

綱手の子供時代
綱手の子供時代

柱間からは、綱手が初孫ということもあり、子供にして賭け事を覚えるほどに甘やかされて育った。柱間が死んだ時、初代火影の首飾りを受け継いだ。
アカデミーを卒業後、自来也と大蛇丸と共にヒルゼン班に入り、最初の鈴取りテストでは大蛇丸と共に鈴を取ることに成功させている。
ある時、入浴しているところを覗こうとしてきた自来也を殺しかけた。

第二次忍界大戦

第二次忍界大戦中
第二次忍界大戦中

綱手には、縄樹という弟がいた。縄樹は火影を夢見ており、綱手はその夢を応援するため、初代火影の首飾りをプレゼントした。しかしその次の日、時は第二次世界大戦中であり、縄樹は戦場で前線に飛び出していき死んだ。綱手はこの死を受けて、忍の生存率向上のため、火影であるヒルゼンに、小隊が敵地で長期間単独で行動しなければならない場合、その小隊には医療忍者を配備するよう提案をした。
「医療体制の確立には時間がかかり、戦時中である今、敵はそう待ってはくれない」とヒルゼンに渋られるも、綱手の意見に賛成した忍が居た。ダンである。ダンも同じく戦争で妹を失っており、綱手と同じ意見を持っていた。その後、ダンとはすぐに恋仲となった。そして、「戦乱の世を治めることに命を懸けたい」と火影を夢見ていたダンにも初代火影の首飾りをプレゼントした。

ヒルゼン班は既に解散していたが、自来也・大蛇丸含む木ノ葉の部隊と共に雨隠れの里に向かい、里長である半蔵と戦った。半蔵との戦いの末に生き残ったのは自来也・大蛇丸・綱手だけであり、他の木ノ葉の忍は全て死亡していたものの戦争自体は木ノ葉が優勢であった。そして半蔵は撤退の寸前、3人を生かしておく代わりに名前を名乗らせ、伝説の三忍として呼び称えた。
雨隠れから帰る途中、三忍は3人の戦争孤児から修行をつけてくれと頼まれるが断り、木ノ葉の忍として責任を感じており面倒を見ると言った自来也を残し、木ノ葉に戻った。その後は、砂隠れの里のチヨが作る毒への解毒薬を調合するなどで木ノ葉の戦力として貢献した。
ある時、とある戦地でダンが腎臓が吹っ飛ぶほどの重症を負う。綱手は医療忍術でダンを回復させようと尽力したものの、伝説の三忍の綱手といえど無くなった臓器まで蘇らせることはできず、ダンはそのまま死亡した。以後、綱手は血液恐怖症となった。

忍引退

ダンの死後、初代火影の首飾りは綱手の元に戻ってきた。それ以降は「この首飾りを他の者がすれば死ぬ」と思い、誰にもプレゼントすることはなくなった。また、ダンの死を受けて、火影を夢見ること自体を馬鹿にするようになった。
その後はダンの姪であるシズネを付き人として鍛えつつも、血液恐怖症から戦場での医療や実戦は控えて気ままに過ごした。

大蛇丸との取引

短冊街で賭けをしていると、珍しく勝った。これは不吉だと感じた綱手は街を離れようとするが、シズネが城を見たいと言うので短冊城を見ていると、いきなり城が崩れ大蛇丸とカブトが現れた。大蛇丸はダンと縄樹を穢土転生で生き返らせる代わりに、ヒルゼンを殺した際に封印された腕を治してほしいと持ちかけた。綱手はこの時初めてヒルゼンの死を知る。大蛇丸とカブトは一週間後までに答えを出して欲しいと言い撤退した。

腕が治ったら今度こそ木ノ葉を潰すという大蛇丸に答えを迷い、居酒屋で酒を飲んでいるところ、自来也とナルトがやってきた。そして自来也から五代目火影就任の要請が出ていることを聞く。火影なんて馬鹿以外やりゃしない、と断ったところ、ナルトが怒り店の外に出て喧嘩となった。最初こそデコピンでふっ飛ばして圧倒するが、立ち上がって「火影は俺の夢だから」と言うナルトに動揺しているところ未完成の螺旋丸をくらいかけ、怪力で地面を割いてなんとか回避した。縄樹を彷彿とさせるナルトに、一週間で螺旋丸をマスターしたら初代火影の首飾りをやる、できなければ有り金を全部もらう、と賭けを持ちかけた。あの首飾りは山がいくつも買えるほどの価値がある、と自来也から聞いたナルトは快諾した。そしてシズネと共に帰ろうとしたところ、自来也から呼び止められ2人で飲むことになった。その際、大蛇丸と何を話したのか感付いていた自来也から「木ノ葉を裏切るような真似をしたらワシがお前を殺す」と釘を刺された。

6日後、「大蛇丸の元に行くなら命に代えてでもあなたを止める」と行ったシズネを気絶させた後、自来也にまた呼び出され飲むことになり、その際自来也の酒に薬を盛って意識を失わせた。次の日、大蛇丸と取引の場所へ向かった。

大蛇丸の腕を治すと偽って殺そうとしたところ、同じ医療忍者であるカブトに殺気を見抜かれて失敗し、戦闘となった。カブトととの戦闘中、自来也たちが到着し、大蛇丸は自来也たちが相手した。戦闘中、血を見て動けなくなり、カブトの攻撃をくらいかけたところをナルトに庇われ、ナルトはその瞬間に完成させた螺旋丸でカブトを倒した。直後に力尽きて倒れたナルトに、賭けていた初代火影の首飾りをプレゼントした。その後ナルトの治療をしているところ大蛇丸から攻撃をくらい重症を負うが、五代目火影として覚悟を決め血液恐怖症を克服した後に反撃し、創造再生で損傷した身体を再生させた。血への恐怖が無くなったことで綱手も戦闘に復帰し、三忍が全員口寄せしたことで久しぶりに三竦みが揃った。やがて三忍2人を相手に押された大蛇丸とカブトは撤退した。

後日、木ノ葉隠れの里に戻って五代目火影に就任した。

五代目火影として

木ノ葉に着いてからは、うちはイタチとの戦いで意識を失っていたはたけカカシとうちはサスケを治療した後、我愛羅との戦いで重症を負っていたロック・リーを診た。リーは骨の破片が神経系の周りに潜り込むほどの重傷であり、手術の成功確率は50%で失敗すれば死ぬと伝え、忍を辞めることを勧めた。

後日、サスケが里を抜け大蛇丸の元へ向かった。木ノ葉隠れの里は木ノ葉崩しの復興と任務で上忍たちは里を出払っていたため、中忍になったばかりの奈良シカマルに初任務として「優秀だと思う下忍を集めて向かえ」とサスケ奪還の任務を命じ、その隊員の一人としてナルトを推薦した。

後日、リーに再度忍を辞めることを勧めるも、リーは「立派な忍者になることが夢ですから」と覚悟を決めていた。ナルトやリーのように逞しく育つ里の子供達を見て、ヒルゼンは素晴らしい火影だったと感慨を抱き、手術に取り掛かった。リーの手術後、音の四人衆にやられた並足ライドウと不知火ゲンマを手当てした。その際、音の四人衆と戦った2人から「下忍じゃ無理」と言われるが、あらかじめ砂隠れに増援を要請していた。その直後、マイト・ガイがやってきてリーの手術について聞いてきた。手術は成功したと伝えた直後、リーが病院を抜け出したと聞く。その際、リーが薬瓶と間違えて酒瓶を持っていったことを言うと、ガイからリーは天性の酔拳の使い手であるとを聞かされた。

しばらく後、医療班を下忍編成チームの元へ向かわせた。リーや砂の三姉弟の増援がありながらもサスケ奪還は失敗に終わり、シカマル隊が帰ってきた。綱手は奈良一族の鹿の角の成分と効果を調べて薬を調合し、兵糧丸の副作用で細胞が死滅し続けていた秋道チョウジを回復させた。下忍たちの治療が終わった後、ナルトと共にサスケを取り戻しに行きたい春野サクラから弟子入りを志願される。カカシからサクラは頭脳明晰で根性もあると聞いていたため弟子入りを認めた。

風影奪還と天地橋

サスケ奪還任務から2年半後、自来也との修行を終えて帰ってきたナルトを、サクラと共に出迎えた。
後日、第七班に久しぶりの任務を言い渡すが、「そんな任務ノーサンキュー」とナルトがごねた。そんなところに五代目風影・我愛羅が暁にさらわれたという一報が入ったため、急遽第七班に砂隠れの里に行くよう命じた。第七班が砂隠れの里に向かった後、宝くじが当たったことに不吉さを感じ、ガイ班も増援に向かわせた。数日後、風影を救い出した第七班とガイ班が木ノ葉に戻ってきた。その後、サクラがサソリから得た大蛇丸との約束の場所を聞く。暁に人柱力を近づけるのは危険と考えていたシズネからは反対されるものの、サスケとかつて仲間だった第七班を向かわせることに決めた。

その後、シズネの相談を受けていた木ノ葉の相談役である水戸門ホムラとうたたねコハルからナルトの行動を制限するように言われるが、もし里が危機的状況に陥ることがあれば私が命を懸ける、と言って突っぱねた。その後、ホムラとコハルが折れる代わりに、第七班のフォーマンセルにはダンゾウが用意した忍を加えることを提案され、それを飲んだ。結果として、サソリが大蛇丸と落ち合うはずだった場所の天地橋には、寝込んだカカシの代わりに九尾を抑え込める木遁使いのヤマトを、サスケの代わりに根の忍であるサイを加えた第七班に向かわせることとなった。第七班の出発の前、ヤマトにはサイの行動に細心の注意を払っておくよう伝えた。後日、第七班はサスケ奪還に失敗して帰ってきた。

暁の火の寺襲撃と大蛇丸の死

他の国から暁の活動が活発化してきたという情報が入ってきていた。そしてとうとう暁が火ノ寺を襲い地陸を殺害したという報告が入り、二十小隊に出動指令を出し、暁の拘束又は抹殺を命じた。しかし、暁のメンバーである飛段と角都と対峙した二十小隊の一小隊がどちらにも失敗し、その小隊の隊長であった猿飛アスマが死亡した。二十小隊の暁狩りの任務は続行中のまま、アスマを弔った。その後、二十小隊の一員であるアスマ班がアスマの仇討ちのため里から出ていこうとしているところを、3人の小隊では無茶だとして止めた。しかし、その場に「自分がアスマ班の隊長として同行する」とカカシがやってきたため、渋々承認した。その後、サクラに「24時間以内にナルトの新術を完成させ、アスマ班の増援に行け。できなければ別の隊を向かわせる」とヤマトに伝えさせた。しばらく後、角都と飛段を倒したアスマ班と第七班が帰ってきた。その後、ナルトの新術を食らって死んだ角都の検死をすると、経絡系に無数の損傷が見られ、角都ほどではないもののナルトの右手にも同じような症状が見られた。細胞から経絡系が剥がれると綱手の医療忍術をもってしても治せないため、その場に居合わせたカカシに「その術は二度とナルトに使わせるな」と伝えた。

自来也が火影室に訪れ、大蛇丸がサスケによって殺されたと伝えに来た。その事をナルトとサクラにも伝えると、サスケが次に狙うのはイタチであることは明白だったため、小隊を編成し、角都と飛段に続く暁狩りの任務としてイタチの捜索を許可した。
再度自来也が火影室に訪れ、今度は暁のリーダーの所在を掴んだと言う。それは閉鎖的で情報を得るのが難しい雨隠れの里であり、潜入して情報が確かか調べる必要があった。一人じゃ危険と言って止めるものの、自来也は雨隠れの里に向かった。

自来也の死とペインの木ノ葉襲撃

自来也の仙術の師であったフカサクから、自来也が暁のリーダー・ペインに殺されたと伝えられた。ナルトをすぐさま火影室に呼び、同様の事を伝えると、自来也を行かせるべきじゃなかったと綱手を責め、火影室を後にした。その後、自来也が遺した手がかりからペインの正体を暴くべく、畜生道の検死とフカサクの背中に記された暗号の解読と雨隠れの忍の尋問を命じた。ペインの解析をしている間、ナルトはフカサクと共に仙術の修行のため妙木山に行った。その後、ペインによる木ノ葉襲撃が始まった。

ペインの襲撃だと発覚した瞬間、綱手はナルトを呼び戻すよう連絡蛙のコウスケに言うが、相談役のホムラとコハルに反対される。自来也を倒したほどの実力者の目の前に目的である九尾を差し出すような真似は危険と言う相談役の2人を「信じる力が足りない」と黙らせた。その後、コウスケにナルトを呼び戻すよう言い、カツユを口寄せして里の者の治療を行うため屋上へ向かった。
屋上でカツユを口寄せし、遠隔で里の者の治療を行った。カツユが里の者全員に付いた時、カツユを通じてカカシが死んだ事を知る。その後、ペイン天道が屋上にやってきた。この時、天道が雨隠れの里で会った戦争孤児の一人であることに気付く。ナルトの居場所を答えずにいたが、やがてペインは別の方法でナルトは妙木山にいることを掴み、用済みとなった里は大規模な神羅天征によって壊滅させられた。
里の者たちをカツユで回復させるため、創造再生をし全チャクラを使った後、目に映ったのは壊滅した里であった。怒りに駆られてペイン六道と戦おうとするが、戻ってきたばかりのナルトが割って入り修羅道を一撃で倒した。そんなナルトの背中に自来也と四代目火影を見た綱手はナルトに言われた通り引いて休むことにした。ガマ吉に連れられ戦いの場から引いた後、既に全チャクラを使っていた綱手は若返りも保てず、昏睡状態に陥った。

第四次忍界大戦開幕

ペイン襲撃からしばらく後、綱手が回復した。チャクラを回復させるため爆食している時、自分が眠っている間に何が起こっていた事を聞いた。食後、戦争準備のために会議を開いた。
数日後、雲隠れでの連合会議に向かった。最初はナルトとビーを匿うことに反対していたが、「(ナルトは)仲間のためなら無茶をしすぎる」と我愛羅に言われ、シカクやミフネからも諌められたことで渋々同意した。

戦争が始まり、影たちも戦場へと向かったが、綱手と総大将である雷影は本部に残って指揮した。
戦争初日の夜、ナルトとビーが島亀を脱出したという情報が入り、カツユの分裂隊を本部に残して雷影と共にナルトらの阻止に向かった。
ナルトとビーの元に着き、最初は2人を行かせる事に反対していたが、フル戦力で戦ったほうが良いという理由でナルト側に付いた。その後ナルトは雷影の最速パンチを躱し、戦場に向かうことを許された。
ナルトらとの一件が終わり、雷影と共に本部に戻った直後、白ゼツが柱間細胞でできた生物であることを聞く。

第四次忍界大戦に参戦後

マダラとの戦い
マダラとの戦い

ナルトが戦場に着いてからは、白ゼツの成りかわりの術を見破り、影たちを封印するなど一時優勢となったものの、第四部隊の前に本物のうちはマダラが穢土転生されたことで忍連合側は窮地に陥った。
戦況が最終段階ということもあり、マダラとの戦闘に参加するため雷影と共にマブイの天送の術で第四部隊の前に向かった。元々マダラと戦っていた風影・土影、四代目火影の護衛小隊による飛雷神の術で飛んできた水影と相見える形となり、五影VSマダラの戦いが始まった。
綱手は創造再生を使い天送の術によってついた体の傷を癒し、土影と風影の治療にあたった。マダラとの戦闘に参加しようとしたナルトに、マダラは五影が倒すことを約束し、ナルトはトビの対処にあたるよう命じた。
戦闘の中、木遁・果樹界降臨を使い、更には、柱間の顔が胸に埋め込まれているマダラを見て驚愕する。その後マダラから、柱間の子孫でありながら木遁も使えず柱間の足元にも及ばない医療忍術、そしてか弱い女であることから、「弱い者は醜い。弱い千手などなおさらだ」と啖呵を切られる。それに対し綱手は「ただの医療忍者だと思うな」と百豪の術を使い前線でマダラと戦った。一度マダラの木遁分身に出し抜かれてスサノオで貫かれるが、すぐに反撃に転じ、傷を再生させた。綱手のその様子を見たマダラは、「印を使わぬ再生体…柱間の能力と同じだな」と零した。
その後マダラは木遁分身で25体に増えた上にそれぞれがスサノオを使い、一人の影あたり5体のスサノオと戦うという絶望的な状況となる。戦い方が雑になっていく中、オオノキに鼓舞されたことで五影は戦意を取り戻した。そして綱手は百豪の術のチャクラをオオノキに与え、巨大な限界剥離の術で25体のスサノオを突破し、封印一歩手前まで追い詰めた。
しかしその直後、五影の力を認めたマダラが「全力で応えよう」と完成体スサノオと使用したことで再度不利となる。マダラが攻撃を繰り出そうとした瞬間、何者かによってカブトの穢土転生が解除されたことで完成体スサノオも解け、助かった。穢土転生が完全に解除される前に一発食らわせようとマダラが放った龍炎放歌の術を素手で弾き飛ばすが、そのダメージを百豪の術で回復させようとしたところでちょうどチャクラが切れ、意識を失いかける。その直後マダラのスサノオのチャクラ刀で貫かれそうになるが、霊化の術で飛んできたダンに助けられ、精神世界でチャクラを受け取ったことで生気を取り戻した。
その後、マダラは自力で穢土転生の口寄せ契約を解除してこの世に留まった。五影への興味を失い九尾を取りに向かおうとしていたマダラを止めるべく尽力するも敗れ、五影全員が瀕死となった。この戦いで綱手は上半身と下半身で真っ二つにされるほどの重症を負っていたが、最後の力を振り絞ってカツユを口寄せし、他の影を自分のそばまで運ぶよう命じた。

第四次忍界大戦終盤

サクラと共にカツユを口寄せ
サクラと共にカツユを口寄せ

他の影の回復のためにチャクラを使い切り、若作りも保てず言葉も聞けないくらいまで消耗していたところに大蛇丸の一行がやってきて助けられた。大蛇丸らが戦場に向かった後、影たちの治療をし、カツユからこれまで起こった事を聞きながら我愛羅の砂に乗って戦場へと向かった。
戦場までの移動中、山中いのの心伝身の術によって伝達されてきた千手柱間の声を聞き、その中で神樹と無限月読について説明を受ける。
戦場に到着後、木ノ葉の忍を鼓舞し、サクラと共にカツユ本体の10分の1を口寄せして忍連合全員の回復に努めた。

ナルトらがオビトを倒しマダラとの戦いに向かった後、他の忍連合の忍達と共にヤマトを乗っ取ったゼツと戦った。そんな中、我愛羅が九喇嘛を抜かれたナルトを連れてやってきてナルトの延命のための回復役として同行を頼まれるが、ゼツとの戦いの中で忍連合の回復にチャクラを使い切っていたため代わりにサクラを行かせている。

その後、マダラの無限月読が完成したことで術中へと堕ちた。無限月読の中では、火影となったダンと縄樹と自来也が生きており、大蛇丸も里抜けせず自来也らと共にいる木ノ葉の夢を見ていた。しばらく後、ナルトとサスケによって無限月読が解術された。

第四次忍界大戦後

戦争から約一年後、カカシに火影の座を譲った。また、戦争の後は白ゼツを研究し、その研究を元にナルトとサスケのための義手を作った。しかしサスケは義手の使用を断っている。

強さ

伝説と三忍として讃えられた
伝説と三忍として讃えられた

五代目火影となるほどの実力者である。また、火影となる前から、同じく猿飛ヒルゼンに従事した大蛇丸・自来也同様、伝説の三忍の一人として忍世界に広く知られる忍であった。
第二次世界大戦における木ノ葉の勝利には綱手の存在が大きく寄与したと言われている。
奈良シカクは綱手をよく知らなかった息子・シカマルに対して「この世で一番強く美しい女」と説明している。

チャクラ

額のマーク
額のマーク

千手柱間とうずまきミトの孫であり、千手とうずまきの血を引いている綱手は並外れた身体エネルギーとチャクラを有していた。第四次忍界大戦では、マダラとの死闘の後も五影を治療し、大蛇丸に助けられた後も忍連合軍を治療するスタミナを見せている。
緻密なチャクラコントロールが要求される医療忍者において、綱手はその中でも傑出した医療忍者として名を馳せていた。
第二次世界大戦後は額にチャクラを溜め続けており百豪の印­が浮かんでいる。その溜めたチャクラは陰封印・解によって開放することができる。溜めたチャクラを開放した状態で使用できる創造再生­では印を結ぶ事無く傷を治癒でき、戦闘では死ななくなる。また、百豪のチャクラは他の忍に分け与えることもできる。
創造再生­の状態でなくとも生命力は強く、大蛇丸に草薙の剣で胸を貫かれても倒れる事はなく、マダラに体を真っ二つにされてもカツユを口寄せし他の忍の治療までこなしていた。
身体能力にも優れており、うちはマダラからは「パワーは雷影以上」と評されている。そのパワーはマダラのスサノオを破壊するほど。また、指一本で地面を割ったり、自来也のアバラ6本と両腕の骨折及び内蔵を数カ所破裂させたり、ガマブン太のドスを扱うなど、その怪力を物語る描写は多い。
チャクラコントロールによって拳にチャクラを集中させ一気に開放することで馬鹿力を発揮する方法をサクラに伝授している。

忍術

カツユ
カツユ

性質変化は火・水・土・雷と陽遁。
口寄せ契約は巨大なナメクジであるカツユと結んでおり、湿骨林からカツユの一部を口寄せすることができる。
カツユは共闘する他にも分裂体を通して他の忍の遠隔治療をしたり、分裂体同士で情報の共有ができるため遠く離れた忍とコミュニケーションを取るなどの活用ができる。

綱手は忍界一の医療忍者だと名高く、他の医療忍者では治療不可な忍をも治療できた。
大蛇丸からは屍鬼封尽による腕の傷を治せる唯一の忍だと見なされていた。
イタチの月読を食らったカカシとサスケ、我愛羅の攻撃と杜門を開いたことによる傷を負っていたロック・リー、トンガラシ丸の副作用で意識不明だったチョウジを治療し救っている。
第二次世界大戦中、砂隠れの忍・チヨの調合する毒への解毒薬を調合できる唯一の忍としての名声も得ていた。その薬への深い造詣は毒を調合する際にも活かせられ、綱手と同じく三忍の一人である自来也でも気付けない無味無臭の痺れ薬を調合している。
ナルト世代の忍世界では既に常識となっているフォーマンセルの中に医療忍者を一人組み込むという編成を最初に考案した人物である。また、医療忍者の掟を構築しており、それは弟子達に教え継がれている。

創造再生

創造再生の発動時
創造再生の発動時

創造再生は陰封印・解によって開放した膨大なチャクラを使用して各種タンパク質を刺激し、細胞分裂の回数を速めて傷ついた体を治癒させる術。
回復能力ではなく再生能力であり、印を結ぶ必要もなく全ての器官・組織を再生させることができ、戦闘では死ななくなる。
一方で人体の細胞分裂回数は一生の内で決まっており、それを早めるこの術は寿命を縮める諸刃の剣でもある。そのため、使用は緊急を要する場面に限られる。