志村ダンゾウ

2019年5月9日火影万華鏡写輪眼, 扉間隊, 柱間細胞

志村ダンゾウのサムネイル

木ノ葉隠れの里の名門・志村一族の忍。暗部の別働隊である「根」の創設者及びリーダーであり、里の相談役を務めていたこともある。六代目火影候補にもなった。

また、うちは一族のクーデターを未然に防ぐためにうちはイタチに一族抹殺を提案した張本人である。その数年後、一族抹殺の復讐としてうちはサスケに殺害された。

人物

幼少期

幼少期のダンゾウとヒルゼン
幼少期のダンゾウとヒルゼン

志村一族に生まれた。父も祖父も忍であり、ダンゾウも忍となるためアカデミーに入学した。アカデミーを卒業して下忍となった後、猿飛ヒルゼンと知り合い、お互いにライバルとなった。
ダンゾウは一度初代火影・千手柱間の戦う姿を目撃しており、柱間の使う木遁の強大すぎるパワーを目の当たりにしている。

扉間の護衛

協定を結ぶために雲隠れの里に向かうことになった千手扉間の護衛役に就いており、ヒルゼン・うたたねコハル・水戸門ホムラの扉間班に加えうちはカガミ・秋道トリフと共に扉間を護衛することになった。

ダンゾウとヒルゼン
扉間の護衛をしていたダンゾウとヒルゼン

扉間と二代目雷影との会談中、金閣銀閣のクーデターに巻き込まれ、なんとか逃げ出すも、金閣部隊に囲まれてしまい窮地に陥った。この状態を切り抜けるには誰かが囮になって注意を引く必要があった。自己犠牲が忍の本分と考えていたダンゾウは自分が囮になろうと考えるも、恐怖で手を挙げられず、そうしている間にヒルゼンが手を挙げた。その時、ダンゾウは囮に行く必要がなくなった安堵感から手の震えが止まった自分に悔しさを滲ませている。

最終的に、扉間は里を担う若き火の意志たちに囮はさせられまいとして自分が囮に行くと言い、次期火影をヒルゼンに託した。自分は常にヒルゼンに遅れを取っていると感じていたダンゾウは、ヒルゼンが火影に任命されたことでより一層ライバル心を強固にした。

根の設立

三代目火影はヒルゼンに決まったものの、いつか自分も火影になるという野心が消えたわけではなかった。里の汚れ仕事はダンゾウが引き受けることとなり、暗部養成部門として根を設立しそのリーダーとなった。根は火影であるヒルゼンに知らせる必要なく動かすことができた。ダンゾウは強力な能力を持つ忍には直々に根への勧誘を行うこともあった。

第三次忍界大戦

第三次忍界大戦中、雨隠れの里の里長である半蔵が暁に不信感を抱くように偽装工作をした。その結果、暁を潰すと決めた半蔵と手を組み、いくつかの根の忍と半蔵とその手下で暁を消すことにした。

暁のリーダーである弥彦を殺害した後そのまま長門も殺そうとするものの、輪廻眼の力を前に半蔵の手下と根の忍は一蹴され返り討ちにされた。そのため半蔵と手を組んで自身が火影になるというダンゾウの目論見は失敗に終わっている。

ノノウとカブト

ノノウの勧誘
ノノウ勧誘時のダンゾウ

第三次忍界大戦中のある時、かつては有能なスパイだったが既に忍を辞め孤児院で働いていた薬師ノノウを岩隠れの潜入捜査に向かわせるため、根の忍である大蛇丸と油女タツマと共に木ノ葉にある孤児院に赴いた。そのノノウとの話し合いを窓から除いていたカブトを見つけ、ノノウの代わりにカブトをスパイとして使うため根に誘った。

ある時、ノノウから「カブトを根から開放してほしい」と頼まれ、ダンゾウはそのための条件として、ある二重スパイの忍を暗殺することを命じた。
その後、ダンゾウはしばらくの間、カブトとノノウの潜入敵地を離し、ノノウにカブトの成長過程として嘘の写真を送り続け、別人をカブトであると、そして、本当のカブトを二重スパイの裏切り者であると信じ込ませた。

カブトが院を出てから5年が経った時、ノノウと本物のカブトを引き合わせ、その相手が二重スパイの忍だと信じ込まされていたノノウはカブトに攻撃を仕掛けた。それにカブトが反撃をしたことでノノウは死んだ。その後、残った方を始末させるために大蛇丸を送り込んでいたが、元々大蛇丸もカブトに目をつけており、音隠れの里設立も企てていたためダンゾウの知らないところでカブトと手を組むことにしている。

四代目火影と九尾襲来

どこかのタイミングで、ダンゾウは柱間細胞の研究をしていた大蛇丸から柱間細胞で作った右腕を移植してもらっている。

第三次忍界大戦の終結後、戦争は木ノ葉の勝利に終わったものの、他里にとって有利な条件を飲んだ事についてヒルゼンの責任を追求した。その結果、ヒルゼンはその責任を取り火影を降りた。そして四代目火影を誰にするかという話になった際にダンゾウは大蛇丸を強く推薦したが、聞き入れられることはなく、最終的に波風ミナトが四代目火影となった。

九尾が木ノ葉に襲来した際、ダンゾウは過去のうちはマダラの件からこれもうちは一族による人災だと判断し、うちは警務部隊が九尾との戦いに参加することを許可せず、里の民を逃がす手助けのみしかさせなかった。

九尾事件の後、過去のマダラの件や九尾の対処に積極的に当たらなかったことで更にうちは一族の立場は悪くなり、結果としてうちは地区は里の隅に移転させられ、暗部に監視されるようになった。

ヒルゼン暗殺未遂

九尾事件で四代目火影であるミナトが死んだ後、ヒルゼンが火影として返り咲いた。ダンゾウがこの事を良く思うはずも無く、その当時火影直轄の暗部として働いていたはたけカカシの勧誘にあたった。

カカシのような既に十分な実力のある忍でも、子供だからと九尾の対処にあたらせなかったヒルゼンのせいで、師であるミナトやその妻を守るために戦うことも叶わなかった、とカカシに説いた。

一度はカカシも「そんなヒルゼンが長を務める里では未来がない」と納得し根への加入を決めたものの、すぐ後に考えを改めてヒルゼンの元に戻った。その結果、ダンゾウがヒルゼンの暗殺を企てていることをカカシによって密告されたため未遂に終わっている。その後、ヒルゼンから「今回の件は不問に付す」と水に流されるが、ダンゾウは「その甘さがいつか身を滅ぼすことになる」と忠告した。

イタチとダンゾウ

うちはイタチが暗部に入った後、ダンゾウは木ノ葉と林の国との巻物の交換に罠があると考え、戦闘になった際の保険として、カカシとイタチにその任務を命じられていたマイト・ガイ隊のバックアップと敵の皆殺しを言い渡している。実際、相手の巻物には罠が仕込まれており、戦闘の末、カカシとイタチはダンゾウに言われたとおり林の国の忍を全員殺害した。

その2年後、うちは一族の中では木ノ葉への不満が抑えられないところまで来ており、クーデターの話が持ち上がるまでになっていた。そんな中、うちはシスイは万華鏡写輪眼である別天神をうちは一族の長であるうちはフガクにかけてクーデターを阻止すると相談役に提案した。ヒルゼンはそれを許可したが、ダンゾウは「今クーデターを阻止したとて、この先また同じようなことが起こるだろう」と考えていたため、話し合いの後、独断でシスイと相対し、別天神は別の事に有効利用してやると言って右目を奪った。左目も奪おうとしたものの逃げられたため失敗に終わっている。

シスイの死後、クーデターを止める手立てはもう無いとイタチが相談役に伝えた。話し合いの後、ダンゾウは独断でイタチに一族抹殺を提案し、イタチは実行した。イタチによるうちは一族抹殺の後、周りにはあくまでイタチの意志によるものと伝えた。しかしヒルゼンはわかっており、ダンゾウの独断専行もこれ以上許してはおけないとし、相談役の解任と根の解体を命じられた。その後、イタチから「サスケに手を出したら木ノ葉の機密情報を全て敵国に漏らす」と脅された。ちなみにこの時、ダンゾウはなんらかの形で仮面の男と会っている。また、根の解体を命じられてはいたものの、根のメンバーであった者たちをヒルゼンの知らないところで従え続けていた。

六代目火影候補となるまで

大蛇丸の元に向かったサスケを暗殺させるため、サスケを追っていたカカシ班に根の忍であったサイを送り込んだ。しばらく後、任務を失敗して帰ってきたサイがその後もカカシ班に居続けたいと言った。その時のサイの笑い顔に何かを感じたダンゾウであったが、「感情は戦いを作り出す」と諭した後に許可している。

ペインによる木ノ葉襲撃の際、妙木山で修行していたうずまきナルトを里に呼び戻させないため、妙木山の連絡蛙であるコウスケを殺した。その後、綱手の火影生命を終わらせるため、根の本部に戻り、根の忍たちと共に里防衛には参加せずペインの襲撃が終わるのを待った。ペインの襲撃後、奈良シカクには反対されたものの、これまでの火影の甘さが里を壊滅させたも同然と言ったダンゾウに押され、大名たちは六代目火影をダンゾウに決めた。

五影会談と死

大名たちから六代目火影に任命されたものの、里の上忍たちからの信任投票はまだだったため、六代目火影候補となっている。ペイン襲撃後の里の復興中、木ノ葉の抜け忍であるサスケが雲隠れのキラービーを誘拐したことがきっかけで雷影から各里の影に招集がかかり、五影会談開催が決まった。その会談にダンゾウは火影として参加することになった。そして、根の実力トップであったトルネと山中フーを護衛につけ、五影会談の開催地である鉄の国に向かった。

ミフネを右目の別天神で操り、忍連合の全権を自分が握れるように仕向けるが、白眼を持ち過去にシスイと対峙したこともある青によって右目の写輪眼がバレてしまい失敗に終わった。その直後にサスケの会談襲撃が始まり、その騒ぎに乗じて会談の場から抜け出した。青に追われているのを利用し、フーの術を使って青の白眼を潰そうとするものの失敗に終わる。その後、仮面の男に追いつかれ、神威の時空間から出てきたサスケと戦いになった。

イザナギのからくりを見破られ窮地に陥るものの、右目の瞳力が戻るまで持ちこたえた。そして香燐を人質に取り、別天神を仮面の男に使うかサスケに使うかで決めかねているところ、千鳥刀によって急所を香燐ごと貫かれる。その場から逃げようにもボロボロの体では難しく、仮面の男とサスケを道連れにしようと裏四象封印術で自害したが、道連れは失敗に終わっている。また、右目を取られないように死ぬ直前に潰した。

強さ

根のリーダーであり、六代目火影候補ともなっていることから相当強い忍であった。扉間の護衛隊においても、ヒルゼンには常に先を歩かれていたもののヒルゼンが囮に立候補した後「皆を頼む」と託されるくらいの実力を誇っていた。

老齢となっても、万華鏡写輪眼開眼者でありスサノオを使えるサスケを相打ち一歩手前まで追い込んでいる。また、この戦いは後に戦うことになるであろうトビ戦のことまで考え、チャクラやシスイの目を温存しながらの戦いであった。

死後、ホムラやコハルも「優秀な奴」であったダンゾウの死を惜しんでいる。カカシもサスケからダンゾウを殺したと聞いた際には驚いている。

写輪眼

シスイの写輪眼
ダンゾウの写輪眼

ダンゾウはシスイから右目を奪っており、右目に移植している。そのことから写輪眼及び万華鏡写輪眼を有している。写輪眼の使い方は上手いほうで、林の国の暗部の残党らに囲まれた際には写輪眼で見切って一人で対処している。

シスイの万華鏡写輪眼の瞳術であった別天神を使用できる。別天神の使用には写輪眼を露出させる必要はなく、包帯の下からミフネを操っている。また、別天神は本来再使用までに十数年の期間を要するが、柱間細胞を移植していたダンゾウは再使用までの期間を数時間程度まで短くできた。死の際には、仮面の男にシスイの眼が奪われないように自分で右目を潰した。

柱間細胞

右腕開放前
ダンゾウの右腕開放前

ダンゾウの右腕は柱間細胞でできた腕に写輪眼が10つ埋め込まれた歪なものとなっている。これは大蛇丸の実験物の一つである。普段時はガントレットのようなもので封をしており、その下にも包帯で巻いて外部から見えないように隠している。

柱間細胞でできた右腕
ダンゾウの右腕

右腕に埋め込まれた写輪眼に視覚は無く、それぞれの写輪眼の持つ能力も使えない。これらはイザナギ用の使い捨てとして使用する。イザナギとは、自分に不利な現実を夢とし、有利な現実はそのままにできる自分自身にかける幻術であり、使用後に一つの写輪眼が永久に光を失う。ダンゾウのイザナギの効果時間は1分。仮面の男によると、ダンゾウは柱間の力を制御できなかっために不完全なイザナギしか使用できなかった。

柱間細胞を持つダンゾウは印を結ぶこと無く傷を回復することができた。また、仮面の男は、うちはと千手の力を持つダンゾウが九尾をコントロールしようとしていると推測した。

忍術

風遁クナイ
クナイに風遁

性質変化は五大性質変化全てに加え、陰陽遁を使用できる。特に風遁を得意としていた。風遁・真空波では一度に複数の忍を蹴散らしており、貘の吸い込みと合わせた真空連波ではサスケのスサノオに穴を空けている。また、真空刃でクナイに風遁を纏わせて強化することもできる。

柱間細胞を移植しているため木遁を扱えた。しかし、木遁を使う際にはかなりのチャクラを必要とするため本当に必要な時以外は使用していない。サスケとの戦いで激しく消耗した際には柱間細胞を制御できず木に取り込まれそうになるが、右腕を外すことで回避している。

口寄せ契約は貘と結んでいる。貘は悪夢を喰らうバケモノとも形容され、サスケのスサノオが小さく見えるほどの巨体を誇り、辺り一帯を吸引する。この吸引を利用して風遁の威力を高めることができるが、逆に風遁に強い火遁の威力も高めてしまう弱点もある。

封印術

裏四象封印
裏四象封印

ダンゾウは封印術にも通じており、呪印を用いて根の部下たちの口止めをしていた。この呪印に逆らって根やダンゾウの情報を喋ろうとすると一時的に体が麻痺する。ちなみに、ダンゾウが死んだことで根のメンバーはこの呪印から開放されている。また、戦いの中でも相手に呪印を仕込むことができ、サスケを一時的に行動不能にした。
ダンゾウは自分の死の際に裏四象封印が発動されるように術式を組んでいた。裏四象封印は自分の周辺の空間ごと自分の中に封印する道連れの封印術。

体術・幻術

体術スキルもそこそこあり、香燐が蹴飛ばされている。戦いの中でサスケに触れ、呪印を仕込めるだけのスピードも有している。

高レベルの幻術を扱えると同時に解術もでき、サスケによってかけられた幻術を自分で解術している。