千手扉間

2019年2月18日火影千手, 木ノ葉隠れ, 火影

千手一族の忍で、千手柱間の弟。二代目火影。
様々な政策や術を考案している。それは他里も真似するような優れたものから、後に遺恨を残すものまである。
柱間の赤い甲冑とは対照的な青い甲冑を着ている。額当ても独特。
雲隠れでの会談で金閣銀閣部隊のクーデターが起こり、その時の傷が元で死亡。

人物

少年時代

戦乱の時代に、千手仏間の息子として4人兄弟の次男に生まれた。
子供でも戦いに駆り出される時代であり、弟である瓦間と板間が戦いの中で死んでいる。
そんな時代の中、兄の柱間と同様に争いの無い世界を望んでいた。一族の無念を晴らすことに躍起になっていた当時の大人たちを「熱くなりすぎ」とし、「これからは協定を結び無駄な争いを避けていけばいい」という大局的な考えを子供の頃から持っていた。

柱間がよく出かけるようになり、怪しんだ父・仏間は扉間に柱間の尾行を命じている。その結果柱間がマダラと会ってることがわかり、敵対するうちは一族であるマダラを始末するために罠を張ったが柱間が裏切り失敗に終わる。
マダラ側も全く同じ事をしており、うちはタジマ&イズナと千手仏間&扉間での衝突となった。柱間とマダラが止めに入り、うちは側が撤退したため大事には至らずその場は終わった。

里設立まで

飛雷神斬り
飛雷神斬り

兄である柱間が一族の長となった後の戦いの中、扉間が飛雷神斬りでイズナに深手を負わせた。この傷が元となりイズナは死亡する。
イズナ死後、永遠の万華鏡写輪眼を開眼したマダラは千手に対し戦いを挑むが敗れる。この時、扉間はマダラにとどめを刺そうとしたが、柱間がそれを制止している。
柱間とマダラが手を取り合った事で忍世界初の隠れ里「木ノ葉隠れの里」が誕生した。

木ノ葉隠れの里

五影会談
五影会談

一族と一族の枠を取り払い里を創設した柱間に対して、扉間は柱間の甘さとマダラの危うさを取り持ちつつ里を作っていくという役目であった。
ただの一族同士の集合体であるだけでは立ち行かないと考えた扉間は、危険だと思しき一族や人を注視するようにしていた。特にうちは一族に対しては「何をしでかすかわからん連中」とも言っている。しかしどの一族であっても里への忠誠がある忍は重用していた。
柱間の独断でマダラが火影になりかけた時は、それを止めた上で「父上の時とは違う。これからは民主的な運営をしていく」という方針を明確にしている。
初の五影会談の時、尾獣を他里に無料配布しようとした柱間を一喝し買い取りという形に収めている。

火影就任まで

柱間が火影在任中、扉間は猿飛ヒルゼン・水戸門ホムラ・うたたねコハルの3名の教え子を持った。
また、穢土転生や影分身などの術を開発したが禁術に指定している。飛雷神の術の開発者でもある。

束の間の平和の後、マダラが里を襲撃し終末の谷の戦いが起こった。
その戦いで柱間がマダラを殺めた後、扉間は写輪眼の研究のためにマダラの遺体を処分せずに山奥へと隠している。

時は流れ柱間の存命中に火影の座を譲り受けている。また、うちは一族を冷遇するなとの忠告も受けている。

二代目火影

二代目火影となってからは、忍者アカデミーや暗部や中忍試験などを考案した。これらは他里が真似するほど優れた施策となった。
その一方でうちは一族との溝は以前よりも深まっており、マダラのこともありうちはを危険視していた扉間は、うちは一族に警務部隊として自治権を与えつつ里の隅へと追いやった。

柱間と同様、他里との関係を良好に保とうとしていた。
同盟条約締結のために雲隠れにいた際、金閣銀閣部隊のクーデターに巻き込まれその場はなんとか逃げるが、ヒルゼン・ホムラ・コハルに加え志村ダンゾウ・秋道トリフ・うちはカガミの扉間隊は金閣部隊に囲まれてしまう。
誰が囮になるかで言い争うヒルゼンとダンゾウを諌め、ヒルゼンに火影と里の未来を託し自らが囮となった。この戦いで死ぬことはなかったものの瀕死の重症を負い、後にその傷が元で死んだ。

穢土転生

大蛇丸による木ノ葉崩しの際、穢土転生で復活し、柱間と共にヒルゼンと戦わされ、ヒルゼンの屍鬼封尽によって兄弟揃って封印された。

大四次忍界大戦でも大蛇丸の穢土転生によって復活している。
サスケにうちは一族とは何かなどを語った後、歴代火影及びサスケらと共に忍連合に加勢した。
対十尾戦では歴代火影での四赤陽陣、対六道オビト戦では四代目火影・ミナトと共にナルトとサスケをサポートするなど活躍した。
マダラから月の眼計画について聞かされた時には、「一理ある」と多少の理解を示した。
ナルト達がカグヤを封印し終えた後、歴代五影と共にカグヤの時空間から呼び戻した。その後、柱間とマダラの決着を見届けて六道仙人による穢土転生解術で昇天した。

強さ

チャクラで威圧
チャクラ放出

インドラアシュラの転生者を除けば、歴史上でもトップクラスに強い忍の一人である。
当時のマダラと同等の強さであったイズナを殺めている。
九尾チャクラを持ちユニークな能力の六道仙人の宝具を持つ金銀兄弟を相手にして瀕死ではあるが生き延びている。
自らが囮に行くと言った際、ダンゾウからは「里にあなた以上の忍は居ない」と言われている。
マダラからは「忍一の速さを誇った」と評されている。
指を立てるだけで建物がぐらつくほどのチャクラを放出することができる。

忍術

結界忍術や口寄せの術など多くの忍術に精通している。また、剣術にも優れており、同じく優れた剣術スキルを持っていたイズナを殺めている。
影分身や穢土転生や飛雷神など忍界において重要な術の開発者でもある。
五大性質変化に加えて陰陽遁を扱える。特に水遁を得意としていた。

瞬身

飛雷神互瞬回しの術
飛雷神互瞬回しの術

飛雷神の名手であり、生前に飛雷神斬りでイズナを殺めた他、穢土転生後はミナトと共に飛雷神や飛雷神互瞬回しなどでサポートした。飛ばせる限度も広く、尾獣化したミナトとナルトを同時に飛ばすこともできる。
同じく飛雷神使いで黄色い閃光という勇名を轟かせたミナトからも「二代目様は手が早い」と評されている。対六道オビト戦では瞬時に起爆札や飛雷神のマーキングを仕込んだ。
自身はミナトを「ワシ以上の瞬身使い」と認めている。

分析力

自身が会得したわけではないものの、仙術や妙木山のガマや高度な性質変化の術についてなど幅広い知識がある。
相手の能力分析とそれに合わせた対処法をすぐに導き出すことができる。対六道オビト戦では指揮を務め、求道玉の性質を推測し、六道仙人モードの相手には何が有効かを割り出した。
マダラによると、相手が勝利を確信し油断したタイミングを狙うのが常套手段だった模様。
感知は少年時代から優れており、柱間以上だった。金閣部隊に負われている時は、地面に指を当てて位置と人数を感知している。穢土転生後には、チャクラ性質で香燐がうずまき一族であることを見抜いた。