サソリ

2019年3月10日傀儡師, 抜け忍, , 砂隠れ

サソリのサムネイル

元砂隠れの里の忍で、Sランクの抜け忍。暁のメンバー。暁では元々大蛇丸のパートナーとして行動していた。大蛇丸の脱退後は、デイダラと組んで行動した。

チヨバアと春野サクラとの戦いに負けて死亡。

人物

少年時代

両親の傀儡と
両親の傀儡と

父と母はサソリの幼かった頃にはたけサクモとの戦いで戦死したため[1]NARUTO 28巻 253話、祖母であるチヨバアのもとで育てられた。チヨバアから傀儡術を教わるや否やサソリの才能はすぐに日の当たるところとなり、若いうちから傀儡造形師として里のために多くの仕事をこなすようになった[2]ナルト疾風伝 319話

チヨバアからは、父と母はいつか帰ってくると聞かされていたが、本当は死んでいると知っていた[3]ナルト疾風伝 319話。その孤独感を紛らわすために、初作品となる父と母を模した傀儡を作った。しかし、まがい物では心が満たされることはなく、すぐに棄てた。この傀儡は後にチヨバアが所持することになる[4]NARUTO 30巻 267話

他にもカラス、クロアリ、サンショウウオなどを作っている[5]ナルト疾風伝 319話。第三次忍界大戦では、敵の返り血を撒き散らして辺り一面の砂を赤く染めたことから「赤砂のサソリ」とも呼ばれるようになった[6]者の書 335ページ

人傀儡の開発

サソリにはコムシという唯一の友達がいた。ある時、コムシは国境の警備の任務中に右腕を失う。そんなコムシのために、サソリは傀儡を応用した義手を作ってプレゼントした。最初は喜ぶコムシだったが、その義手に仕込まれていた毒が原因で死んでしまった。我が子の死を悲しむコムシの母から「私の子を返して」と言われたサソリは、コムシを人傀儡にした[7]ナルト疾風伝 319話

里抜け

サソリはNARUTOの物語が始まる20年ほど前に砂隠れの里を抜けている[8]NARUTO 28巻 251話。里抜けと同時期に、自身の身体を核のみ生身を残して全て傀儡へと改造している。そのため、この頃から見た目の変化が無い。

里抜けから数年後、三代目風影を暗殺し、人傀儡のコレクションの一つとした[9]NARUTO 30巻 267話

暁加入

人傀儡の素材探しのため、次々と村を破壊して回っていた頃、小南が暁の勧誘に来た。「自分の身は自分で守れるので必要ない」と言い小南と戦うが、負ける。小南の術に芸術性を感じ、他の暁のメンバーへの興味も湧いたこともあり、暁に加入することに決めた[10]NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション。暁に入ってからも、由良[11]NARUTO 28巻 247話やムカデ[12]者の書 187ページなどのスパイを使い砂隠れの内情を探っていた。

暁加入後は、ペインと共に大蛇丸を勧誘している[13]NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション

暁では大蛇丸とペアを組んでいる時期もあった。大蛇丸の脱退後は大蛇丸の実験データ等を得るため、薬師カブトをスパイとして送り込んでいる。しかし、カブトは元々大蛇丸側の部下であり、大蛇丸はサソリがカブトにかけた潜脳操砂の術を解いて逆にサソリの情報を得ていたのだった[14]NARUTO 33巻 290話

大蛇丸脱退後は、うちはイタチと干柿鬼鮫と共に、デイダラを暁に勧誘した[15]NARUTO 39巻 359話。そうして暁に入ったデイダラとペアで行動するようになった。デイダラも同じく芸術性を重視していたが、芸術に一瞬の輝きを求めていた彼と永久の美を求めるサソリでは噛み合わず、よく言い争いが起こった[16]者の書 81ページ

大蛇丸との戦い

デイダラが暁に加入した直後、ペインから「デイダラと組んで大蛇丸を殺しに行け」と命じられる。以前から大蛇丸を殺す機会を伺っていたサソリは、「ようやくか」と早速大蛇丸が潜伏していると言われる風の国へと向かった[17]ナルト疾風伝 457話

大蛇丸と対峙したサソリは三代目風影を使った。それに対して大蛇丸は、穢土転生で蘇らせた三代目風影を使ってきた。デイダラの上空からの援護もあったものの、何度も復活する穢土転生体の三代目風影に苦戦を強いられる。しかし、戦いの途中、三代目風影が自らの意思で穢土転生に逆らい昇天したことで大蛇丸は撤退を余儀なくされた。この戦いの結果、大蛇丸のアジトは破壊できたものの、大蛇丸を仕留めることはできなかった[18]ナルト疾風伝 457話

デイダラの粘土探し

暁にとある町を破壊しろとの任務を受けたサソリとデイダラは、早速その町へと向かった。町を破壊は、元々破壊工作が得意だったデイダラが担当した。たった数刻で町を破壊した後、デイダラが新しい粘土を調達したいと言ってきた。そんなデイダラに「陶の里になら良い粘土があるかもしれない」と言って粘土探しを手伝ってやることにした[19]暁秘伝 浮かびあがる白 第一章

破壊した町を出て約四日、川の国の上空を飛んで、風の国にある陶の里に到着した。人が多い町から少し離れた雑木林で、急にガシャンという大きな音が何度も聞こえた。音がする方へ向かうと、窯の前で失敗した陶器を叩きつけて割ってる女を発見した。その女は陶芸師で、自らを漢入と名乗った。”花咲き”という技術を蘇らせたいとデイダラに語った[20]暁秘伝 浮かびあがる白 第二章

作業場に戻っていった漢入と別れ、里に入ったサソリとデイダラ。前にも陶の里に来たことがあったサソリは、里の雰囲気が変わっていることに気付いた。前に来た時はシンプルな白で統一されていた里が、今では豪華なタイルが張り巡らされている悪趣味な景観へと様変わりしていたのだ。しかし、以前より里には貿易商が多く来ており、栄えているようでもあった[21]暁秘伝 浮かびあがる白 第三章

短気だった二人は、目的である粘土探しをさっさと終えるため、陶芸に使われている粘土の出どころを知るために里の者を何人か殺した。とある小山から採掘できることを知った二人は、早速そこへ向かった。採掘所の入り口にいた見張り二名も殺し、目当ての粘土を手に入れた。しかし、デイダラが求めるものとは違っていたみたいで、結局何も持って帰らず里に戻った[22]暁秘伝 浮かびあがる白 第四章

何か胸に引っかかるものがあったサソリは、陶の里の里長が暮らす陶神屋敷へと向かった。すると、屋敷のそばで何人かの人間が揉めていた。その中心で屋敷に向かって怒鳴りつけている女がいる。漢入だった。そして漢入に向かって言い返す悪趣味な装飾を身に着けた男がいた。里長である陶神豪焼だった。言い争いの中、芸術よりも金を優先する豪焼は漢入に「芸術を語る人間は妄想癖の酷いナルシスト」と口走ってしまった。聞こえてきた豪焼の言葉に苛立ち、攻撃をしかけようとするデイダラをサソリはそっと諌めた。しかし、周りの人間に迷惑がかからない程度の小さな粘土爆弾に作り直して攻撃をしかけるデイダラを止めはしなかった[23]暁秘伝 浮かびあがる白 第五章

突然の爆発に騒ぐ豪焼の姿に腹を抱えて笑っていると、漢入がこちらに気付いた。デイダラに感謝を述べる漢入に、サソリは”満開の摩焼”について尋ねた[24]暁秘伝 浮かびあがる白 第五章。すると、漢入に陶神神社まで連れていかれ、”花咲き”の陶器を見せられた。そして、先代の陶神である摩焼が漢入の師匠であり、花咲きの名手で満開の摩焼と呼ばれていたことを聞かされる。昔、チヨバアが花咲きの陶器を傀儡に使用したことがあったため、サソリは満開の摩焼の名だけは知っていたのだ。しかし、摩焼は既に里を出ているとのことだった。彼女の話を聞いていると日が暮れていた。デイダラとサソリはこの日、漢入の家に宿泊することとなった[25]暁秘伝 浮かびあがる白 第六章

真夜中、デイダラと共に漢入の家を出て陶神神社へと向かった。陶器でできた神社の鳥居を壊して粉々になった破片を触ってみると、その手触りだけで前の採掘所で取れた粘土とは比べ物にならない上質な粘土で作られていることがわかった。その上質な粘土は陶神屋敷にある、と推測したサソリは、デイダラと共にそれを盗りに向かった[26]暁秘伝 浮かびあがる白 第七章。屋敷の護衛には忍が雇われていたが、デイダラとサソリにとっては相手にならなかった。作業場に入り、一目散に粘土へと向かったデイダラを尻目に、サソリは本棚を漁った。そして、釉薬の秘伝書を探しだした。傀儡に使う新しい毒の研究のため、釉薬の毒性に興味があったサソリは、元々これが目的でデイダラに付き合ってあげていたのだ[27]暁秘伝 浮かびあがる白 第八章

目的が果たされたサソリであったが、デイダラの目的達成までもう少し付き合ってあげることにした。豪焼を追い詰めた先には、神社にあった鳥居によく似た小さな鳥居があった。その先に粘土の採掘所があると考えた二人はさっそく豪焼を倒して向かったものの、鳥居の先にあった鉄の扉には特殊な封印術がかけられており、開けられなかった。二人はC2ドラゴンで強行突破することにした[28]暁秘伝 浮かびあがる白 第八章

爆発によって陶の里は瓦礫の山となったのと同時に、陶神屋敷の地下にあった巨大な粘土の採掘所が現れた。採掘所の粘土は思った以上に少なかった。また、採掘所の隠し部屋には大量のドクロがあった。その中の一人は摩焼だった。豪焼によって殺されていたのだ[29]暁秘伝 浮かびあがる白 第九章

少量とはいえ上質な粘土というデイダラの目的も果たされ、二人は陶の里を後にした。デイダラのC2ドラゴンに乗って里を出る際、漢入の真上から、摩焼のドクロにかけられていた師弟の証であるペンダントを落としていった[30]暁秘伝 浮かびあがる白 第十章

一尾捕獲

サソリとデイダラ
里侵入前のデイダラとサソリ

一尾捕獲のため、デイダラと共に砂隠れの里に向かった。元々砂隠れにスパイを潜ませていたこともあり、侵入は楽にできた[31]NARUTO 28巻 247話

一尾の人柱力である我愛羅との戦闘はデイダラが担当した。デイダラが我愛羅を倒して戻ってきたものの、カンクロウがその後を追ってきていた。デイダラをそのまま暁のアジトへと帰らせて、カンクロウと戦うこととなった。カンクロウの使うカラス・クロアリ・サンショウウオはかつてサソリが作った傀儡であり、仕込みも全てわかっていたため圧勝した[32]NARUTO 28巻 251話

しかし、この戦いの中でカンクロウはサソリの装束の切れ端を手に入れており、その手掛かりを元に暁のアジトの場所が割られることとなる。

チヨバアとサクラとの戦い

一尾捕獲に成功した後、同盟国である木ノ葉の第七班とチヨバアが我愛羅を取り戻すため暁のアジトにやってきた。デイダラは我愛羅を連れてカカシとナルトを引きつけ、サソリはサクラとチヨバアと戦うことになった[33]NARUTO 30巻 264話

三代目風影の人傀儡や赤秘技・百機の操演でところどころ圧倒しつつも、チヨバアの使ったサソリの両親の傀儡に一瞬の隙を見せてしまい、唯一生身の部分であった心臓を貫かれて敗北した[34]NARUTO 31巻 274話。絶命するまでの間、自分を負かした褒美として、大蛇丸について知りたがっていたサクラにカブトとの待ち合わせ場所を教えて息絶えた[35]NARUTO 31巻 275話

穢土転生体

穢土転生サソリ
穢土転生体のサソリ

第四次忍界大戦中、薬師カブトの穢土転生によって復活した。

デイダラとサイの兄のシンと霧の中吉と共に奇襲陽動小隊に任命され[36]NARUTO 55巻 516話、カンクロウを隊長とする奇襲部隊と対峙した。戦いの中、カンクロウのクロアリに捕らえられ、「あんたは傀儡を操る一流の忍だった。誰か操られる下衆じゃなかったはずだ」と諭される[37]NARUTO 55巻 518話。続けて「あんたの造った傀儡は朽ちることの無いもんだ。そこに宿る魂を受け継ぐ後世の操演者がいてこそな」と言ったカンクロウに、サソリは「それこそ俺の望んだ芸術の形」と納得し、魂が開放されたことで昇天した。去り際、父と母の傀儡をカンクロウに託した[38]NARUTO 55巻 519話

強さ

第三次忍界大戦中、「赤砂のサソリ」[39]者の書 335ページとして名を轟かせていた歴代最強の傀儡師である[40]陣の書 99ページ。赤砂のサソリという勇名と残した業績は、サソリが里抜けした後に生まれたカンクロウでも知っていた[41]NARUTO 28巻 251話

里抜け後は、歴代風影の中でも最強と言われている三代目風影を暗殺して人傀儡にしている[42]NARUTO 30巻 266話

デイダラは「サソリの旦那はオレより強いぜ…多分な」とカカシに忠告している[43]NARUTO 30巻 265話

傀儡術

祖母であり天下の傀儡師でもあったチヨバアから傀儡術を学んでいる[44]NARUTO 30巻 266話

操る技術だけでなく、造ることにも長けており、「傀儡部隊の天才造形師」とも呼ばれていた。カンクロウが使うカラス・クロアリ・サンショウウオはサソリが里抜け前に作っていたものである[45]NARUTO 28巻 251話

傀儡使いは使える傀儡の数でその者の能力が測れると言われる。チヨバアが一度に10体の傀儡を操ることができたのに対し、サソリは一度に100体を操ることができた[46]NARUTO 31巻 272話

人傀儡

生きた人の体を使って作られた傀儡を人傀儡と呼ぶ。人傀儡は普通の傀儡のように毒や武器など様々な仕込みが可能な他、その忍が存命時使用できた血継限界などもそのままに使える[47]NARUTO 30巻 268話

サソリは人傀儡の開発者であり、その作り方を知っている唯一の忍でもあった[48]NARUTO 30巻 268話。サクラとチヨバアと戦った時点では、298体の人傀儡を所持していた[49]NARUTO 30巻 264話

ヒルコ

ヒルコ
ヒルコ

傀儡師の弱点である接近戦に対応するための人傀儡。ヒルコは元々他所の忍だったが、サソリが殺して人傀儡へと変えた[50]ナルト疾風伝 20話。チヨバア&サクラとの戦いの中で、サクラのパンチによって破壊された[51]NARUTO 30巻 265話

武器としても防具としても機能する。蠍のような尻尾には毒が塗られており、この尻尾は体の周りで高速回転させることで防御にも使える[52]ナルト疾風伝 8話。口や飛ばした左腕から毒針を射出できる[53]NARUTO 30巻 265話。ヒルコの状態で砂分身の使用も可能[54]ナルト疾風伝 8話

普段はヒルコの中に本体を隠しており、サソリの本当の姿を知っているのはペイン・大蛇丸[55]NARUTO 33巻 290話・デイダラ・チヨバアなど限られた者のみであった。

三代目風影

三代目風影の傀儡
三代目風影

苦労して手に入れたサソリが一番気に入っているコレクション[56]NARUTO 30巻 266話

人傀儡なので磁遁の能力も存命時そのままに使える[57]NARUTO 30巻 268話。三代目風影の持つ磁遁に加えて毒を仕込んでいるため、かすり傷だけで致命傷となる[58]NARUTO 30巻 270話。また、砂鉄の磁力によって鉄製の武器は無効化できる[59]NARUTO 30巻 269話。­

サソリ

傀儡フォーム
傀儡・サソリ

サソリは里抜け直前、自分自身を傀儡にしている。そのため、チヨバアとの戦いの時点で35歳だったが[60]者の書 80ページ、見た目は10代の頃から変わっていない[61]NARUTO 30巻 266話。全てが傀儡というわけではなく、傀儡を操るためのチャクラが必要なため核の部分は残している[62]NARUTO 31巻 274話

内蔵部分はコイルケーブルのようなものでできており、腹を開いてケーブルを伸ばし遠距離への素早い移動を可能にしている。また、先端部分が尖っており毒が仕込まれている[63]NARUTO 30巻 271話

背中部分には4つの巻物が仕込まれている。火を放射するためのものが一つ[64]NARUTO 30巻 271話、水を放射するためのものが一つ[65]ナルト疾風伝 26話、赤秘技・百機の操演を発動するためのものが一つ[66]NARUTO 31巻 272話、残りは明かされていない。

背中の下部分から伸びた2本の棒にブレードが5枚ずつ付けられている。プロペラのように回すことで飛行ができる。回転中のブレードは岩をも切断する鋭利さを誇る[67]ナルト疾風伝 26話

100体の傀儡
赤秘技・百機の操演

右の胸の部分を開くと無数のチャクラ糸が飛び出し、それを用いて赤秘技・百機の操演で呼び出された100体の傀儡を操ることができる。サソリはこの術で一国を落としたことがある[68]NARUTO 31巻 272話[69]ナルト疾風伝 310話

左胸の「蠍」と書かれた部分が核となっている。唯一生身の部分であり、弱点でもある。ここでチャクラのコントロールを可能としている。デイダラからは「あの弱点丸出しの造形は自信過剰」と評されている[70]NARUTO 31巻 277話

生身が核の部分しか無いため、(核への攻撃時以外)血が出ることも無く疲れも痛みも感じない[71]NARUTO 31巻 275話。また、食事の必要がない[72]者の書 81ページ。サクラのパンチで全身が砕けても、それぞれの破片が繋がり元に戻った[73]NARUTO 31巻 272話。核の部分だけを他の傀儡に移し替えることもできる[74]NARUTO 31巻 273話

サソリの死後、傀儡・サソリはカンクロウが所有することになった[75]ナルト疾風伝 319話

知性

医療忍者でもあったチヨバアと同じく人体についての詳しい知識があり、それは人傀儡の製造や毒の調合に活かされた。晩年はチヨバアでも治療不可能な毒を傀儡の仕込みとして使っている[76]NARUTO 28巻 253話。洗脳のテクニックもあり、潜脳操砂の術をかけたカブト[77]NARUTO 33巻 290話や砂隠れの忍[78]NARUTO 28巻 247話をスパイとして使い、情報を得ていた。

出典[+]