長門

2019年3月14日うずまき, 抜け忍, , 輪廻眼, 雨隠れ

長門

元雨隠れの忍で、うずまき一族の子孫である。争いの無い平和な世界を望み、弥彦・小南と共に暁を立ち上げた。
リーダーであった弥彦の死後は、ペインを名乗り自身が暁のリーダーとなり、小南と共に手段を選ばず平和を手に入れるため活動した。
木ノ葉隠れの里を襲撃した際、ナルトに心を動かされたことで、その襲撃によって命を奪った者たちを輪廻転生の術で生き返らせた後、その代償で死んだ。

人物

少年時代

少年時代の長門
少年時代

長門は医者である伊勢と扶桑の間に生まれた。千手の血を引くうずまき一族である長門に目をつけたうちはマダラは、長門にも長門の親にも気づかれないように輪廻眼を移植した。
時は流れ第二次忍界大戦中、食料を探しに家に入り込んできた木ノ葉隠れの忍2人に両親が殺されてしまう。この時、長門は輪廻眼でこの2人の忍を無意識に殺している。
親を埋めて弔った後もしばらく家で過ごすが、やがて食糧も尽きたことで家を出た。

弥彦・小南との出会い

外をうろつくも食糧は見当たらず、倒れかけたところを、同じく戦争孤児であった弥彦と小南に救われる。
3人は盗みなどをして生き永らえていた。3人での旅の途中、すぐそばで雨隠れの里長・半蔵と戦う木ノ葉の忍達の姿を見た。巻き込まれないためその場はすぐ逃げた。
力の無い自分に苛立ちを感じつつ、世界から戦争を無くしたいという弥彦に長門も共感した。そのためにまず3人は力をつけるため、半蔵と戦っていた忍達を探して見つけ出した。
雨隠れにとって敵でありながらも、半蔵と戦って生き残った実力の持ち主である三忍の自来也・大蛇丸・綱手に術を教えてくれと頼むが、そう簡単には了承されなかった。
戦争孤児である3人の悲惨さを見て大蛇丸は情けで殺すことを提案したが、自来也はせめてもの償いとして「ここに残る」といい3人の面倒を見ることになった。

自来也の修行

自来也と戦争孤児
自来也との共同生活

自来也との共同生活が始まり、魚の釣り方などを教わる。敵であるはずの木ノ葉の忍・自来也との生活は温かいものであった。
自来也は最初、3人に忍術を教えることを躊躇っていた。しかし、自来也不在のある時、岩隠れの中忍2人に見つかって襲撃される。その時長門は弥彦を守るため輪廻眼でその忍らを殺した。
自来也は帰宅後にその長門の輪廻眼を見たことで3人に忍術(長門に関して言えば輪廻眼をコントロールさせるため)を教える事を決めた。長門は輪廻眼を持っていたこともあって教えられた術はすぐにマスターした。

輪廻眼の力を開放した長門
輪廻眼の力を開放する長門

弥彦を守るためとはいえ、自分が岩忍を殺した事に対して後ろめたさを感じていた。そのことを自来也に相談し、平和とはなんなのか語り合ったが、両者共に答えは出せなかった。
ある時、長門は自来也に「いつかオレがこの呪いを解いてみせます。平和ってのがあるなら、オレがそれを掴み取ってみせます。方法より大切な事、要はそれを信じる力です」と語っている。この言葉は自来也がド根性忍伝を書き始めるきっかけとなった。

ド根性忍伝を読む長門
ド根性忍伝を読む長門

3年ほどの修行の後、3人は自来也の影分身を倒せるまでに成長した。これで独り立ちできるだろうと考えた自来也は3人と別れ、木ノ葉に戻った。
自来也が木ノ葉に戻った直後、長門は自来也の残していったド根性忍伝を読んでいる。

暁結成

暁初期の長門と弥彦
暁時代の長門と弥彦

自来也と別れた後、3人は弥彦をリーダーとして、極力武力に頼らずに平和を志す組織「暁」を創設した。
この思想に共感する者が次々と現れ、組織はまたたく間に大きくなった。
暁創設後の第三次忍界大戦中、3人はうちはマダラを名乗る仮面の男からのアプローチを受けており、長門が持つ輪廻眼の本当の力を開放させてやるという仮面の男に弥彦は「二度と近づくな」と唾棄している。
その後も何度も長門は仮面の男に話を持ちかけられるが断り続けていた。

弥彦の死

弥彦の死を目の当たりにする長門
弥彦の死

暁の平和のための活動は雨隠れの里でも有名となり、その噂は里長である半蔵の耳にも届くこととなった。同じく平和を志していた半蔵は最初こそ暁を肯定的に見ていたものの、志村ダンゾウからの唆しもあって、だんだんと自分の主権を脅かす存在として見るようになっていった。
ある時、半蔵は小南をさらい、返してほしければリーダーである弥彦を殺せと長門に命じた。クナイを持った長門に弥彦は自ら突っ込んで自害した。その直後、小南と長門を殺そうとした半蔵と半蔵の手下に輪廻眼の力で対抗した。
外道魔像を口寄せして半蔵の手下達は殺したが、半蔵は長門の輪廻眼に驚きつつも瞬身の術でその場から逃げたため難を逃れている。この戦いの中で長門は小南を守る際に半蔵の火遁­をモロに食らい足に重症を負った。
その後、長門は半蔵の雨隠れの里に失望し額当てに傷をつけて里を抜けた。

仮面の男との「暁」へ

弥彦の死を経験したことで、今までの自分たちの平和への活動は馬鹿げていた(自身曰く、クソ以下)と実感した。
互いに痛みを知り、全ての人々がその痛みを恐れるようになってこそ本当の平和が訪れると考えた。この頃から「ペイン」と名乗るようになる。
半蔵との戦いで負った足への傷が深いことと外道魔像との接続によって動くことが不可能となった。そのため普段の活動は「ペイン六道」と称した6体の死体を遠隔操作して行うことになった。
ペイン六道として使用する死体は、まだ暁のリーダーは弥彦であるという想いから天道に弥彦の死体を使った。その他の5つの死体は無造作に選んだものだが、奇しくも全て自来也が過去の旅の中で会ったことのある忍となっている。
長門はかつて仮面の男から持ちかけられた話に協力することにし、暁という組織は当初掲げていた武力に頼らない思想から逸れていくこととなる。

新生暁

仮面の男と組み暁として活動する前に、半蔵とその家族、親戚などを皆殺しにしている。この裏には仮面の男の根回しもあった。
雨隠れの里の者たちは、1人で半蔵を殺し内戦を治めたペインを神と呼ぶようになった。その後雨隠れの実権はペインが握ることとなったが、元々雨隠れが閉鎖的だということもあり、里の外にこの情報が漏れることはなかった。
半蔵への復讐が終わり、新しい暁となってまず最初の仕事は、メンバー集めであった。
角都の勧誘をゼツと共に行い、戦いに勝利し加入させた。暁の情報を探りに来ていた大蛇丸の勧誘をサソリと共にあたった。この時大蛇丸は弥彦に気付き、「運命って面白い…そう思うでしょう…自来也」と感慨を抱いている。
メンバーが集まってからは、それぞれのメンバーを戦争の傭兵として各国に雇われたり、大名暗殺などのSランク任務も行う何でも屋として活動資金を稼いだ。
木ノ葉崩しから3年後、本格的に尾獣集めを開始した。

自来也との戦い

九尾捕獲のための準備をしていた頃、雨隠れの何者かの侵入者が現れた。強大なチャクラであったが、何者かは判別できなかった。
小南に調べさせに行った結果、その侵入者が自来也であることがわかった。驚きながらも畜生道で自来也の相手をした。
自来也は畜生道の持つ輪廻眼を見て、ずいぶん見た目は変わったが長門だと確信し、かつて仲間を守りたいと言っていた長門が暁のようなテロ組織に堕ちたことに失望した。長門はそんな自来也を成長しきれていない小さな存在だと一蹴し、自分は人々に痛みを教えて世界を成長させる神だと説いた。
仙人モードに入った自来也にペイン六道の畜生道・餓鬼道・人間道を使って戦った。最終的には6体全てを使い、畜生道を失いながらも自来也にとどめを刺した。最後の最後で自来也はペイン六道及び長門の「秘密」に気付いたが、時既に遅く瀕死の状態であった。しかし、気力で息を吹き返しペインの秘密をフカサクの背中に記し、木ノ葉の元へとその情報が送られた。
ペインはその後、この戦いを「秘密を知られていれば負けていた」としている。
自来也との戦いの後、失った畜生道を新しい死体へと入れ替えた。その後、六尾の人柱力であるウタカタを生け捕りにしている。

木ノ葉襲撃

九尾捕獲のため、小南と共に木ノ葉隠れの里へと向かった。
長門は木ノ葉隠れの里の外れの高所を位置取り、ペイン六道を操って木ノ葉を襲撃した。里の者にナルトの居場所を聞いて回りつつ木ノ葉を破壊し、はたけカカシや秋道チョウザやシズネなど何人も殺めていった。
殺戮の末、最終的に五代目火影である綱手の元へとたどり着いた。綱手は天道を見て弥彦だと気付いた。ナルトの居場所を聞く天道に、当然綱手が答えることは無かったが、時を同じくして人間道がシズネから情報を吸い出したことでナルトは妙木山にいると知る。
もう木ノ葉に用が無くなったペインは、「痛みを知れ」と言い、全ての力を天道に集中させた大規模な神羅天征をし、木ノ葉を壊滅させた。
まっさらな平地となった木ノ葉に、木ノ葉の危機を聞いたナルトが妙木山から帰還し、戦闘になった。
自来也と同じく妙木山の仙術を習得したナルトに何体か倒されつつも、天道によって黒い棒を刺しナルトを行動不能にする。そんなナルトを見下げなからペインは平和を説き、彼なりの「答」を聞いた。答えを出せずに口籠るナルトを連れて行こうとしたその時、ヒナタの助太刀が入る。
ヒナタにも同じく黒い棒を突き刺したところ、ナルトの憎しみに呼応した九尾が暴れだした。地爆天星で捕らえるが、九本目の尾を出した九尾にそれを破られる。しかし、ナルトは精神世界で父親と会い九尾を封印し直してもらったため、尾獣化は免れた。
その後、正気を戻し九尾を引っ込めたナルトと仕切り直しとなった。分身を上手く使ったナルトに出し抜かれて螺旋丸が直撃したことで天道も戦闘不能となり、ペイン六道は敗れた。

輪廻転生をした後の長門
微笑みながら逝く長門

この戦いの中で黒い棒を自分の体に突き刺して長門の居場所を探知していたナルトが話し合いのためにやってきた。
長門を目の前にしたナルトは憎しみを吐露するが、ペインとの戦いを経て復讐の連鎖について考えるところもあったナルトはじっとこらえた。そんなナルトに長門は今の考えを持つようになった経緯を語り聞かせ、再度ナルトの「答」を聞いた。
「師匠の信じたことを信じる」と言ったナルトに「今更自来也の言ったことなど信じられるか。呪われた世界にそんなものありはしない」と反論するが、それに対しド根性忍伝の一節を引用し「ならオレがその呪いを解いてやる。平和ってのがあるなら、オレがそれを掴み取ってやる。オレは諦めねェ」と言ったナルトに、かつて自分が自来也に語った言葉を思い出し、諦めていた選択肢をナルトに託すことに決めた。
今回の木ノ葉襲撃で殺めた分ならまだ間に合うとして、外道・輪廻転生の術をした後、その代償で死亡した。

穢土転生

穢土転生体の長門とイタチ
穢土転生された長門とイタチ

第四次忍界大戦中、薬師カブトの穢土転生によって復活させられ、イタチと行動を共にした。この時、長門はカブトの居場所を感知しておりイタチに教えている。
道の途中、ナルト・キラービーと対峙する。久しぶりに会ったナルトの九尾のチャクラをコントロールした成長っぷりを見て「オレの弟弟子だからな」と語るのも束の間、カブトに操られ戦闘に入る。
ペイン六道の時と違い死体の遠隔操作ではなく本体に力が集中している上、衰弱していた本体がチャクラを吸い取って力を取り戻したことでペイン六道以上の力を見せてナルトとキラービーを追い詰めるが、別天神によってカブトのコントロール下から脱したイタチのスサノオによって形勢が逆転する。
地爆天星で3人を捕らえようとするが、イタチの機転によってそれも破られ、封印術を帯びた十拳剣で封印された。

強さ

ナルトとキラービーを圧倒
キラービーとナルトを圧倒する長門

三大瞳術の中で最も崇高とされる輪廻眼を持ち、五影クラスの強者が集まった組織「暁」のリーダーであった。
薬師カブトは長門の穢土転生体をうちはマダラに次ぐ切り札と見做していた。
木ノ葉襲撃でナルトに敗れるまで、ペインは一度も負けたことがなかった。
完璧な人柱力であるキラービーとナルトを同時に相手して圧倒し、三忍を凌ぐ強さを誇っていた半蔵や他にもはたけカカシ、自来也、角都など作中上位の強者を複数倒している。

チャクラ・体力

うずまき一族の血を引いている事もあり、両目に輪廻眼を移植されても耐えうるチャクラを持っていた。ちなみにうちはオビトは両目に輪廻眼を移植しようとした際、自我が崩壊しかけたので片目の移植に留めている。
複数のペインを操りつつ、複数回の神羅天征、里を壊滅させる規模の神羅天征、地爆天星、輪廻転生を一日で全て行えるチャクラ量を持っていた。
チャクラの周波をコントロールし感知タイプの忍に自分の居場所が割り出されないような細工もできた。いのいち曰く「かなりのやり手」。
生前、半蔵との戦いの後、自身が動くことは無くなったが、穢土転生で蘇り八尾のチャクラを吸った後はキラービーとナルトを素手で捕らえる素早さを見せている。

忍術

自来也との修行で教えられた術は全てマスターし、10歳にしてあらゆる術を使いこなした。
性質変化は五大性質変化全てと陽遁を扱える。
暁のミーティングのためにどの場所からでも集える幻灯身の術­や、降雨を操る雨虎自在の術など多種多様な術を見せている。
感知能力にも長けており、穢土転生で復活させられた際には結界の中に居た術者の位置を割り出している。

瞳術

長門の輪廻眼
3人目の六道

長門の持つ輪廻眼は幼い頃にマダラに移植されたものであり元の持ち主では無かったが、千手の遠縁であるうずまき一族の血を引いていた長門はその能力を存分に発揮することができた。
輪廻眼は六道の術を使うことができる。六道の術には、引力や斥力を操る天道、口寄せを司る畜生道、チャクラを吸い取る餓鬼道、記憶や魂を吸い取る人間道、様々なカラクリを持つ傀儡のような修羅道、魂を司る冥府の王を召喚する地獄道があり、生前は自身が動けなかったためペイン六道として6体の死体を操りそれぞれ一つずつ能力を分けて使用していた。

神羅天征をする長門
長門の神羅天征

また、ペイン六道に与えていない7つ目の能力として、長門本人のみが使える外道が存在した。外道は生死を司り、死者を蘇生させる輪廻転生の術や、黒い棒の生成や外道魔像の口寄せができる。ペイン六道は外道の術によって生成された黒い棒をチャクラの受信機として死体に埋め込んで遠隔操作していたものである。
穢土転生で蘇った後は長門本人がそれぞれの六道の術を使用する姿を見せた。

ペイン六道

ペイン六道のメンバー
ペイン六道

長門は身動きが取れないという欠点をカバーするため、外道によって生成された黒い棒をチャクラの受信機として6体の死体に埋め込んで遠隔操作した。
6体の死体はそれぞれ1体ずつ外道以外の六道の術が1つずつ分けて与えられている。畜生道なら畜生道、修羅道なら修羅道のみの術しか使用していないが、天道のみは特別で天道以外の忍術(雨虎自在の術など)を使用する場面も見せている。
かなりの遠距離でも操作できるが、それなりにチャクラの必要な行動をする場合は自身に近づけてから行う必要がある。また、他の5体を休ませて1体に力を集中させる、なども可能。
それぞれが死体なため痛みに動じず、ただ倒すだけでは地獄道でダメージを回復させた上に復活し無意味。戦闘不能状態のままにさせておくには、黒い受信機を外すか、自来也のように別空間へと隔離するなどの必要がある。
それぞれの死体の持つ輪廻眼は視界を共有している。また、地獄道の冥府の王や畜生道の口寄せの持つ輪廻眼の視界も共有される。