小南

くノ一, 抜け忍, , 雨隠れ

雨隠れの里のくノ一であり、暁の創設時からのメンバー。
自身と同じく戦争孤児であった弥彦・長門と共に暁を立ち上げるが、弥彦の死後はうちはオビトに唆された長門の付き添いとして暗躍した。
長門の死後、暁を抜け、長門の輪廻眼を奪いに来たオビトと対峙するが敗北して死亡。

人物

幼少期

小南の子供時代
小南の子供時代

第二次忍界大戦中、両親が殺されたことから、戦争孤児となっている。そんな中、一人でいたところを弥彦に見つかり、その後は2人で力を合わせて生き永らえていた。
その少し後、死にかけている少年・長門とそのそばにいた犬を見つけ、食料を分け与え、隠れ家に連れて行った。
盗みなどをして食いつないでいく中、弥彦と長門と小南は良き友達となっていった。

三忍との出会い

3人で腹をすかせて彷徨っていると、木ノ葉の忍である三忍を見つけた。弥彦が声をかけにいき、3人は乾パンを分けてもらった。
その後、お礼として乾パンの包み紙で花を作り、自来也に渡した。
三忍の一人・大蛇丸が、戦争孤児である3人をこのまま生かしておくよりマシ、とで殺すことを提案するが、自来也はそれを止め「3人が自立できるくらいまでは自分が面倒を見る」と言って雨隠れの里に残った。
そこから3人と自来也との共同生活が始まった。

自来也との共同生活

自来也との共同生活
自来也との共同生活

アジトでの自来也との共同生活の中、それぞれが不在かどうかの確認のための「かえる板」が作られた。そのかえる板は表が赤色で裏は蛙が書かれた白となっている。使い方は、アジトにいる時は表(赤)にしておき、不在の時はこれから帰ることを意味する蛙が描かれた裏にしておく事で、アジトにいるかどうかを知らせる。もし赤であるにもかかわらずアジトに居ない場合は拐われたなどの異常事態、白であるにもかかわらずアジトにいる場合は变化した偽物であることが考えられる、といった仕組み。また、アジトには地下室と脱出用の抜け道も作られた。

共同生活が始まって最初の内は、自来也は3人に忍術を教えることを躊躇ったが、弥彦を襲った忍を長門が殺した事件の後、忍術の修行が始まった。
そして3年の修行の後、3人がもう自分たちだけで生きていけると判断した自来也は木ノ葉に戻った。

暁結成

元祖暁
元祖暁

3人は平和を目的とした組織を立ち上げた。
組織として活動していく中、その思想に賛同した仲間が増えてきたことで、アジトを移す必要が出てきた。3人は夢を叶えてからまたこのアジトに戻ってくる事を誓い、順番にかえる板を蛙の面にしてからアジトを出発しようとした。しかし、小南が蛙の面にした直後、アジトが岩隠れの忍に襲撃される。襲撃からは抜け道を使い脱出することで逃れたが、弥彦と長門のかえる板が赤色のままでアジトから出発することとなった。
また、組織が大きくなってきたのに伴いいずれ必要になるということで組織の名前を決めようという話になり、組織の名前は弥彦の言った「暁」に決まった。

弥彦の死

暁の名前は木ノ葉隠れの里に届くまで大きくなり、雨隠れの里長・半蔵も暁の存在を無視できなくなってきていた。和を求めていた半蔵も最初こそは同じ思想を元に行動する暁に対し好意的であったものの、志村ダンゾウから唆されたことで暁への不信感を募らせていった。
第三次忍界大戦中、うちはマダラと名乗る男からの来訪を受け「俺に協力すれば平和を実現できる」と聞かされるが、弥彦がその男を「お前は信用できない」と一蹴した。同じくその頃、半蔵から、三大国との平和条約を結ぶための大役を任せたいと協力を持ちかけられる。暁はその考えに協力することにした。
しかし、それは罠であり、次の日、小南は見回り中に半蔵の手下に捕らわれてしまう。その事を知らない長門と弥彦は半蔵との交渉の場へ向かうと、半蔵は半蔵の手下とダンゾウの根の忍たちと共に待ち伏せており、小南を人質にし、長門にリーダーである弥彦を殺せと命じた。クナイを渡された長門が迷っていると、弥彦は長門の持つクナイに自ら突っ込んで自害した。
その事で輪廻眼の力を開放して半蔵の手下と根の忍を蹴散らした長門に小南は救われた。

マダラとの協力

弥彦亡き後、暁のリーダーは長門となった。小南は長門と共に、マダラの言った平和に協力することを決め、新たな暁のメンバー探しをし、その後は活動資金を作るため各里から依頼される汚れ仕事をそれらメンバーとこなしていった。小南は、風の国に点在する忍里を次々と壊滅させていた赤砂のサソリの勧誘にあたった。サソリはこの戦いで負け、暁加入を決めている。アニメでは、イタチとサソリと共に飛段の勧誘にもあたっている。
マダラとの協力を始めてからしばらく後、長門はペインと名乗って雨隠れで内戦を起こした。その中で小南はその伝令役として雨隠れの民たちに「ペインはこの里とその他国々を変える」と伝えて回り、煽動した。この中でペインは神、小南は天使と里の民から崇められるようになった。最終的にペインは半蔵を殺して復讐を果たし里の主権を得たが、里のコントロールは小南が半蔵に成り代わって行っていたため、半蔵が死んだという情報が里の外部に漏れることは無かった。

木ノ葉と砂の合同中忍試験

サスケ奪還編の直後、暁でもサスケが大蛇丸の元へ向かった事についてのミーティングが行われた。

そのミーティングから二年後、木ノ葉と砂の合同中忍試験が行われる、と、はたけカカシが雨隠れの里に招待状を持ってやってきた。
雨隠れの徹底した情報統制のため、カカシは半蔵がまだ生きているものと思っており、そのうわべを維持するため小南が半蔵に成り代わって対応した。
小南はペインにこの中忍試験について伝えたところ、今はまだ派手な動きはするべきではないという判断のもと、中忍試験に自里の忍を参加させることを決め、下忍のくノ一を三名、膨大なチャクラを持つ忍や優れた忍がいたらその情報を持ち帰れ、という任務と共にその中忍試験に送り込んだ。

中忍試験の後、砂隠れから試験におけるそれぞれのパフォーマンスを記録したレポートが送られてきた。そのレポートを精査した結果、小南はその下忍らに中忍昇進を言い渡し、その直後にSランク任務を命じた。

自来也との戦い

ペインが降らせていた雨を遮る侵入者が現れた。小南はその侵入者が誰なのかを調べろと命を受け、無数の紙となって調査にあたった。その結果、侵入者が自来也であることがわかった。その事をペインに伝えた後、影操りの術で雨隠れの忍を乗っ取っていた自来也に先手で攻撃を仕掛けるが躱され、蝦蟇油弾で油まみれにされたことで紙をコントロールできなくなり捕らえられた。
かつて優しかったお前がなぜ暁などにと自来也から嘆かれるのも束の間、ペインの畜生道が到着し、畜生道の口寄せの蟹が放出した水で油を洗い流してもらったことで自由が戻った。その後、ペインから下がっていろと言われ、その場を後にした。

木ノ葉襲撃

ペインが自来也との戦いを終えた後、九尾を捕らえるため、邪魔するものは皆殺しというペインの指示の下、木ノ葉へ向かった。
木ノ葉に到着後、木ノ葉の忍を紙で包んで尋問をするが、その最中に油女一族の寄壊蟲によって阻止されている。
しばらく後、ペインが大規模な神羅天征をするため、一度木ノ葉の外へと引き返した。小南は長門の体のことを考えて止めるが長門の決意は硬く、小南は渋々受け入れ、長門の近くで容態を看るため紙分身を解いて撤退した。

うずまきナルトによって最後のペインが倒された後、長門の居場所を割り出したナルトがやってきた。小南はすかさず攻撃を仕掛けようとするが、長門に止められ、その後は2人の会話を聞いていた。
ナルトとの会話で改心した長門は、輪廻転生の術を使って木ノ葉の忍を生き還らせた後その代償で死亡した。小南は長門の心を変えたナルトに感心し、長門が信じたナルトを信じると決め、「散ることのない希望の花であってくれ」と紙で作った花束を渡した。その後、紙で包んだ天道(弥彦の死体)と長門の死体と共に雨隠れの里へ戻った。

トビとの戦いと死

後ろから刺される小南
後ろから刺される小南

雨隠れの里に戻った小南は、トビ(マダラを騙るオビト)が長門の輪廻眼を奪いにやってくることがわかっていたため、長門の死体を弥彦の死体と共に隠しておいた。また、戦いに備えて神の紙者の術の用意もしておいた。
案の定里へとやってきたトビに「アナタを仕留めるために待っていた」と伝える。トビからお前らほどのメンバーが何故暁を裏切ったのか、と聞かれ、「ナルトは光。だからこそ皆希望の花を持てる」と答え、紙手裏剣で攻撃を仕掛けた。トビはその攻撃を神威で躱しつつ、暁を立ち上げたのも長門に輪廻眼を与えたのも俺だ、と明かした。
起爆札を混ぜ込んだ紙と共に自らトビの神威に突っ込んで、吸い込まれる瞬間に爆発させて自分ごと葬り去ろうとしたものの、トビが爆発ごと吸い込んだため失敗に終わる。
そして、最後の秘策である神の紙者の術を発動させた。神の紙者の術による10分間の爆発の後、トビは確実に死んだと思っていたがイザナギを使い現実を書き換えて回避しており、不意を突かれて背後から鉄パイプで刺された。その直後、止むことのない雨隠れの里の雨が止んだ。小南はこれを長門の意思だと受け取り、トビから体を引き離して更に攻撃をしかけようとするが、瞬時に間合いを詰められ首を掴まれて阻止されてしまう。そしてトビの写輪眼の幻術にかけられ、長門の遺体の場所を吐かされたのち死亡した。
死後、血で染まった一枚の紙が小南の体を離れ、かつて自来也と過ごしたアジトへと飛んでいった。赤い紙は蛙の面を向いていた小南の板に被さり、3人のかえる板はその場所に居ることを示す赤色になった[1]NARUTO 511話 14ページ

強さ

天使とも呼ばれた
天使とも呼ばれた

大国に挟まれた雨隠れの里に生まれながら、その戦争の時代を生き延びた忍。世界的なS級犯罪者であり、多くの忍を強豪へと育て上げた自来也の弟子でもあったことから、かなり強いくノ一であったことは疑いようがない。
自来也やペインから認められる能力を持ち、神威を持つオビトをイザナギ以外に手段がなくなるまで追い込んだ。

忍術

性質変化は風・水・土・陽遁。感知タイプである[2]ナルト疾風伝 457話

式紙の舞

神の紙者の術
神の紙者の術

忍術を学ぶ前から折り紙が得意であった。その特技は、自来也から忍術を学んだことで術へと昇華され、独自の術「式紙の舞」を編み出すことに繋がった。自来也が木ノ葉に戻る前の影分身との戦いの時点で紙手裏剣を使用していた。
式紙の舞は全身を無数の紙へと変え、形も色も自在に変化させられるようになる。遠くの情報を得るために蝶の形に変えて飛ばして偵察に使ったり、攻撃用に手裏剣や槍やチャクラムのように変形させることもできた。相手の全身を包んで動きを封じ、しようと思えば窒息させることもできる。
紙分身もでき、その紙の中に起爆札を混ぜ込む使用法も見せている。
紙を羽のように変形させて浮くことができ(ただし、羽が無い平常時でも浮くことができる)、その姿は天使とも形容された。また、その羽から紙を射出する紙時雨も使用できた。
素材が紙であるにもかかわらず、自来也の火遁・炎弾にも大したダメージを見せず、打ち合いの際には押し勝っている。
また、紙であるが水も効かない。雨に濡れてしなるのを防ぐため油紙を使用している[3]ナルト疾風伝 347話

紙は周囲の環境をそっくりそのままに作り出すこともできた。
ペインの木ノ葉襲撃の際は、長門が遠隔操作を行うのための巨大な樹を作った。また、作れるものは固形に限らず、オビトとの戦いでは6千億枚の起爆札を混ぜ込んだ紙で写輪眼でも見破れない精巧な湖を作っている。

知性

幼い頃から、自来也の作ったかえる板の意味をすぐに理解できるくらいの頭の良さがあった。
暁加入後はオビトの時空間忍術をひそかに研究し、すり抜けられていられる時間や時空間に飛ぶ時の隙を割り出した。そしてそれに合った術を編み出し、イザナギを使うしかないほどまで追い込んだ。

注釈   [ + ]

1. NARUTO 511話 14ページ
2. ナルト疾風伝 457話
3. ナルト疾風伝 347話