香燐

2019年9月6日うずまき, くノ一, 医療忍者, 感知タイプ, 草隠れ, 音隠れ

香燐のサムネイル

元草隠れのくノ一であり、うずまき一族の末裔。大蛇丸に拾われてからは大蛇丸の部下となった。大蛇丸の死後はうちはサスケが組織した蛇及び鷹のメンバーとなった。

ヒストリー

幼少期

戦いの激しい地域に生まれ、そこから避難して母親と共に草隠れの里に流れ着いた。母子共に噛み付いた者を回復させるという能力を持っており、そのため母は草隠れのハイランクの忍であるゾウスイ監視のもとで負傷者の回復役として使われた。
ある時、母は一度に多くの負傷者を回復させすぎたために死亡してしまう。それ以降、ゾウスイは香燐の母の代わりとして香燐に同じことをさせた[1]ナルト疾風伝 431話

サスケとの出会い

初めてサスケと出会った時の香燐
初めてサスケと出会った時の香燐

下忍になった後、香燐は他の草隠れの下忍と共に小隊として木ノ葉の中忍試験に参加した。
二次試験の最中、仲間とはぐれた香燐は巨大な熊に襲われてしまう。殺されるかと思った次の瞬間、サスケが獅子連弾でその熊を倒した。サスケは香燐の持っている巻物が自分たちも既に持っている地の書であることにガッカリした後、その場を去った[2]NARUTO 51巻 482話。二次試験で香燐の小隊は巻物を揃えて塔にたどり着くことができず、試験に落ちた。

大蛇丸との出会い

大蛇丸から誘われる
大蛇丸から誘われる

香燐の中忍試験の結果に失望したゾウスイは、かぐや一族との戦いで激戦区となっていた地へと香燐を送り込んだ。ある時、香燐の能力に目をつけた者たちに囚われそうになったところを大蛇丸に救われ、私のもとへ来なさいと持ちかけられる。行く宛も無かった香燐は大蛇丸の里である音隠れの里へと行くことにした。
大蛇丸の下では、香燐の能力は実験体を再利用するための回復に用いられたり、香燐の能力自体も研究対象となった[3]NARUTO 61巻 579話。重吾と君麻呂の実験を手伝った後、香燐は大蛇丸の南アジトの管理を任されることとなった。

サスケとの再会

香燐が大蛇丸の手下となってから初めてサスケに会ったのは、サスケが大蛇丸の下へと自ら進んでやってきた後であった。その際カブトは香燐に、サスケが「大蛇丸様の次の器になる」と説明している[4]ナルト疾風伝 431話
しばらく後、大蛇丸のアジトを脱走した118人の囚人を捕まえる任務を与えられたサスケの手伝いとして、香燐もその場に向かわされた。香燐は持ち前の感知能力で囚人の居場所を突き止め、大きく貢献した。囚人を捕らえるも殺しはしないサスケを見て「ぬるい」というものの、一方でサスケのチャクラを「かっこいい」「ゾクゾクする」「最高のチャクラ」とも評している[5]ナルト疾風伝 116話

香燐はある時、東アジトで水月の実験を任される。その実験で使う試薬品はサスケが運んできた。サスケは以前から水月と香燐に目をつけており、自ら試薬品を運ぶ役を買って出たのだ。サスケは写輪眼で東アジトのスタッフを操り、水月を故意に逃がさせた。香燐は、「捕まえるのに手を貸す」と言ったサスケと共に水月を追った。道の途中、サスケから、香燐が大蛇丸の下にいる理由を尋ねられた。「どうせ従うなら力がある奴が良い」と答えた香燐に対しサスケは「俺が大蛇丸より強ければ乗り換える気はあるってことだな」と言った。水月を感知した川に到着した後、水月と対峙し、鎖で倒した。サスケは、倒れた水月と疲弊した香燐をその場に残し、「この2人…いずれ俺の仲間にする」と決めて大蛇丸の下へ戻った[6]ナルト疾風伝 408話

サスケの小隊「蛇」に加入

蛇/鷹
蛇/鷹

月日は流れ、大蛇丸を殺したサスケが水月と共に南アジトにやってきた。香燐はサスケが新しく編成する小隊のメンバーとして勧誘を受け、囚人がいなくなれば監視役は必要無い、という理由でサスケは水月に囚人を開放させた。サスケの誘いを最初は渋っていたが、水月が囚人を開放しに行ってサスケと2人きりになった直後に承諾した[7]NARUTO 38巻 348話。その後3人は重吾の勧誘にあたった。
蛇が結成された後、うちはイタチの足取りを掴むため、4人は散り散りとなって捜索をおこなった。香燐は捜索中に一度春野サクラとすれ違っている[8]NARUTO 39巻 356話
デイダラのCOによる爆発を見た後、全員が集い、デイダラと戦ったサスケの傷を癒すため4人は休養を取ることにした[9]NARUTO 40巻 363話。4人が宿で休養を取っていると、香燐は木ノ葉の追っ手を感知した。4人はその場から移動することに決め、暁のアジトだと考えられる場所を虱潰しに当たっていった。移動の直前、香燐は追っ手を撹乱するため、取っておいたサスケが前に着ていた服を切り刻んで四方八方に飛ばした[10]NARUTO 40巻 365話

蛇から鷹に改名

捜索の末、サスケはイタチの居場所を突き止め、蛇はうちはのアジトへと向かった。すると鬼鮫が現れ、サスケ1人が行くよう言われる。香燐は皆で行くよう提案するが、元々1対1でやるつもりだったサスケは鬼鮫の言う通り1人で向かった[11]NARUTO 42巻 380話
サスケとイタチの戦いの後、蛇は木ノ葉を潰すことを目標とした組織「鷹」へと変わった。
暁と組むことになり、八尾捕獲を命じられた鷹は、雲隠れの里に向かい八尾の人柱力であるキラービーと対峙した。ビーは八尾を完全にコントロールした人柱力だけあってかなり手強く、鷹の4人が一丸となって戦いようやく捕獲することができた[12]NARUTO 45巻 415話。鷹は暁のアジトに戻り、捕獲した八尾を渡した後、戦いの傷を癒すためしばらく休んだ[13]NARUTO 45巻 416話。休んでいる最中、香燐は尾行してきた何者かのチャクラを感じ取り、重吾とサスケは早々にその敵を始末した[14]NARUTO 45巻 417話

五影会談襲撃

傷を癒した鷹は木ノ葉を潰しに向かった。道の途中、なにもないところから急にトビが現れ、4人の道を遮った。この時香燐は、突然トビのチャクラを感じたことに驚きを露わにしている。4人はトビから、キラービーは八尾の尾の切れ端を変わり身にしており捕獲に失敗していたことと木ノ葉は既に壊滅状態にあることを告げられた。
そしてゼツから、近々五影会談が開催され、そこに火影として志村ダンゾウが参加することも告げられた。うちは一族抹殺の命令を出した木ノ葉上層部の1人であるダンゾウはサスケの復讐の主なターゲットでもあったため、鷹はダンゾウの首を取ることを目的に五影会談の場へ向かうことになった。ちなみに香燐にとっては面倒だったようだ[15]NARUTO 48巻 453話

鷹はゼツと共に五影会談の会場である鉄の国へと向かった。香燐はサスケから見張りのチャクラ位置をチェックするよう命じられた。また、ゼツが嘘をついているか確かめるためにゼツのチャクラの流れも見ていた。「待ち伏せしてやっちゃったほうがいいんじゃない?」と提案した水月を「火影が遅れればなにかあったと判断して増援が来る。帰り道に奇襲しよう」と諌めた[16]NARUTO 49巻 457話
会場の建物の中に潜入し、4人はダンゾウの顔をチェックした。しばらくすると、気付いたときにはゼツが居なくなっていた。その直後、香燐は多くのチャクラが自分らを捜しているかのように動いているのを感知した。程なくして侍との戦いとなり、香燐を除くメンバーが相手をした。その時香燐はサスケの呪印状態2よりも濃くて冷たいチャクラに驚き、その直後に別のデカいチャクラを感知した[17]NARUTO 49巻 460話
デカいチャクラの正体は四代目雷影であった。キラービーの誘拐に憤慨していた雷影とその護衛はサスケらと熾烈な争いを繰り広げた。そして五代目風影とその護衛まで到着し、サスケは一斉攻撃を受けるがスサノオで防いだ[18]NARUTO 50巻 464話。その後、サスケがスサノオで辺り一帯の柱を切り倒したことで天井が崩壊した。その混乱の中、サスケに助け出された香燐は、感知したダンゾウの居場所に案内するよう命じられた。2人が会談の場につくと、ダンゾウはその場から逃げ出し、追おうとするも四代目水影と三代目土影に足止めされる。直前の戦いの疲れに加えて更に影2人を相手にサスケと香燐は窮地に陥るが、トビによって助けられ一命を取り留めた[19]NARUTO 50巻 466話。その後サスケと香燐は神威の時空間に飛ばされ、香燐はそこでサスケを回復させるよう命じられた[20]NARUTO 50巻 467話

ダンゾウとの戦い

サスケに刺される香燐
サスケに刺される香燐

香燐がサスケの回復を済ませてしばらく経つと、時空間にトビが戻ってきた[21]NARUTO 51巻 475話。トビに時空間から戻されると、目の前にはダンゾウが居た。
サスケとダンゾウが戦っている間、香燐はダンゾウのチャクラの流れなどを感知し、サスケに与えられたはずの致命的なダメージを無かったことにする彼の奇妙な術の分析に徹した。最終的に、香燐はダンゾウの術のカラクリに気づくが、卓越した観察眼を持つサスケもとっくに気付いていた[22]NARUTO 51巻 479話
ダンゾウとチャクラ刀を刺し合って重症を負ったサスケを治療した後、ダンゾウに人質に取られた。サスケは香燐に「人質に取られるようじゃ足手まとい」と吐き捨て、香燐ごとダンゾウの心臓を千鳥刀で貫いた[23]NARUTO 51巻 480話。これによって香燐はその場に倒れ込んだ。
しばらく後、ダンゾウ戦を終えたサスケが香燐を始末しにきた。サスケに千鳥でトドメを刺されそうになった瞬間、サスケを見つけた春野サクラが割って入ったことで一命を取り留めた[24]NARUTO 51巻 483話
第七班とサスケの戦っている最中、暁とサスケの情報を持っていた香燐はサクラから治療を受けた。そんな中、香燐は更に冷たくなったサスケのチャクラを感知している。戦いが終わりサスケがその場から撤退した後、香燐はカカシに背負われて木ノ葉に連れて行かれた[25]NARUTO 52巻 487話

木ノ葉の牢獄の中で

木ノ葉に到着後、香燐は森乃イビキによる取り調べを受けた[26]NARUTO 52巻 489話。後に香燐は、木ノ葉全体がナルトと同じように温かいという印象を抱いている[27]ナルト疾風伝 220話
時は流れ第四次忍界大戦が始まった後も香燐は木ノ葉の牢獄の中に居た。その中で香燐はサスケのブロマイドに話しかけるフリをし、呆れた看守らが札ゲームをし始めて見張りが緩くなった隙に眼鏡とサスケのブロマイドに隠していた小型のノコギリとピッキングツールを取り出し脱獄の準備を進めていた[28]NARUTO 60巻 574話

鷹との再開

脱獄した後、香燐はサスケのチャクラを感知したため木ノ葉の里へ引き返した。戦場へ向かおうとしていた大蛇丸一行と火影らから逃げようとしていた水月を蹴り飛ばし、自分を殺そうとしたサスケに恨み節を垂れるも、謝ってきたサスケにすぐさま態度を軟化させた[29]NARUTO 65巻 627話
火影らとサスケと重吾は先に戦場に行き、香燐は大蛇丸と水月と共に五影の回復に向かった。香燐は綱手に噛ませて回復させた。綱手の回復後、他の影の回復は綱手がすることとなり、次は戦場に向かうこととなった[30]NARUTO 66巻 635話

第四次忍界大戦の終結

サスケが死んだことを知った香燐
サスケが死んだことを知った香燐

戦場に着いた頃、既に神樹の蕾が開花する目前であった[31]NARUTO 67巻 647話。しばらく後、大蛇丸と鷹はヤマトを乗っ取ったトビの観世音蓮華王の攻撃の影響を受けないように隠れていた。そうしていると、急にサスケのチャクラが感知できなくなった[32]NARUTO 69巻 662話。大蛇丸と鷹はすぐにサスケの元へ向かうため、お互いが連携して戦い、トビの足止めを抜けた[33]NARUTO 67巻 663話
サスケの元へ向かう途中、サスケの場所に嫌なチャクラを持った何者かがいることを感知した[34]NARUTO 69巻 664話。サスケの元に着き、その正体は薬師カブトであることが判明した。カブトは色んな忍のチャクラや仙術チャクラを取り込んでいたため、チャクラ感知ではカブトであることに気付くことができなかったのだ。嫌な感じがしたのは大蛇丸のチャクラを取り込んでいたからであった[35]NARUTO 69巻 667話。二代目火影の助言を受けたカブトの治療によって蘇生したサスケはマダラとの戦いに行った[36]NARUTO 70巻 673話。その後の大蛇丸と鷹と二代目火影はマダラの無限月読が完成するまでその場に佇んでいた[37]NARUTO 70巻 677話
無限月読の中では、サスケが五代目火影となり、香燐はその木ノ葉に攻め込んできた草隠れの忍に捕らえられ、かつてのように回復役として酷使され、その後サスケによって助けられるが、その頃には既に絶命寸前だった香燐は最後にサスケに笑ってほしいと頼み、微笑んだサスケの腕の中で息絶えるという夢を見ていた[38]ナルト疾風伝 431話
そのしばらく後、ナルトとサスケによって無限月読が解術された。

強さ

うずまきクシナと同じ力
うずまきクシナと同じ力

香燐の感知能力や回復を備えた特異な能力はオビト[39]NARUTO 51巻 480話や大蛇丸やサスケなどの名だたる忍からも認められている。大蛇丸からは、ほとんど戦闘をしないにもかかわらず「良質な実験体」と見做されており[40]NARUTO 65巻 627話、南アジトの管理を任されていた。それら能力に加え、物語終盤ではさらなる力を開放し第四次忍界大戦中にうずまきクシナと同じ力に目覚め、ヤマトを乗っ取ったトビの観世音蓮華王­を部分的に破壊した[41]NARUTO 67巻 663話

感知能力

香燐は神楽心眼という能力で、遠く離れた場所にいる対象でも感知することができた。香燐の感知能力は他の忍のように事前にチャクラを練って能動的に感知する必要はなく、ターゲットのチャクラを無意識に感知する場面も見られた[42]NARUTO 40巻 365話
特定の個人の感知[43]NARUTO 38巻 350話以外にも、遠く離れた複数の対象や犬まで感知[44]NARUTO 40巻 365話できる。また、対象のチャクラの質や強さも感知できた[45]NARUTO 50巻 464話
チャクラが乱れているか否かを感知することで、他人が嘘をついているかを判別することもできる[46]NARUTO 49巻 457話。また、チャクラの乱れを見ることで、自分自身も含めて、その対象が幻術にかかっているかどうかを判別できた[47]NARUTO 51巻 477話
他の感知タイプの忍から感知されないようにチャクラを消すこともできる[48]NARUTO 49巻 461話。チャクラを消している間はチャクラが使えないため、その他能力は使用不可能となる。

チャクラ

うずまき一族の血が流れている香燐は並外れた生命力を有しており[49]NARUTO 61巻 579話、千鳥刀で急所を刺されても、挿し木の術を食らっても、すぐに死ぬことはなかった。
自分で自分の体のどこかを噛む事ですぐに傷を治療できる[50]NARUTO 69巻 663話。同じように、他人に噛ませることで他人を回復させることもできた。
チャクラ量も多く、瀕死の綱手に噛ませて治療した際は百豪の術が使用可能になるまで回復させることができた[51]NARUTO 66巻 635話

忍術

特異な回復能力
特異な回復能力

性質変化は土・水・陰陽遁。
うずまき一族の血を引く香燐は、不完全な金剛封鎖を使用できた。水月との戦いでは、一本の鎖で水月を戦闘不能にした[52]ナルト疾風伝 408話。第四次忍界大戦でのトビとの戦いではクシナに並ぶ力を見せ、複数の鎖でトビの観世音蓮華王­の腕をいくつか破壊した。
オビトの時空間でサスケを回復する際、掌仙術を見せている[53]ナルト疾風伝 208話

知性

自分の特性をよく理解しており、感知能力や回復能力を用いてサスケらとの任務遂行に数多くの貢献をした[54]ナルト疾風伝 116話[55]NARUTO 45巻 415話[56]NARUTO 49巻 457話
サスケを追ってきた木ノ葉の部隊の中に犬がいることを感知した時には、匂いで追ってくると推測し、サスケの着ていた服を引き裂き、重吾が集めた鳥にそれらを散り散りに飛ばさせて錯乱するなど機転も効いた[57]NARUTO 40巻 365話
サスケほどではないが分析能力にも優れ、イザナギのような複雑な術のカラクリを分析しきっている。
木ノ葉に投獄されていた時には、サスケのタブロイドに熱をあげているフリをし、看守の意識を上手くそらして着々と脱獄の準備を進めていた。

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