神威

2019年9月12日うちは, 万華鏡写輪眼, 時空間忍術, 瞳術

神威のサムネイル

神威とは、うちはオビトの万華鏡写輪眼に宿る時空間忍術である。
使用者はうちはオビト・はたけカカシ・黒ゼツ[1]NARUTO 70巻 676話・うちはマダラ[2]NARUTO 70巻 674話

概要

神威を使用すると、使用者は対象の物質を神威の時空間へと、又は神威の時空間から、転送することができる。物質が神威の時空間に転送する、又は転送してくる時はその物質が存在している空間の周りがらせん状に歪む。元の空間ではらせんの中心へと吸い込まれていくように消えていき、転送先の空間ではらせんの中心から吐き出されるように現れる。
一度物質が神威の時空間に移動すると、こちらの空間からは、たとえ寄壊蟲や感知タイプの忍であってもその物質を感知することができなくなる[3]NARUTO 43巻 395話[4]NARUTO 50巻 466話
神威の時空間から物質を出す時には力加減を調整できる。単純にその場に物質を出すことも、相手に向かって勢いよく物質を射出することもできる。オビトは神威の時空間に巨大な手裏剣やクナイなどの忍具を蓄えておき、それを射出して攻撃する使用法を見せている[5]NARUTO 63巻 598話[6]NARUTO 66巻 628話

神威は神威の時空間と行き来する唯一の手段であるため、神威を使えない者が一度神威の時空間に飛ばされると、神威の使用者がその者を出そうとしない限りそこから出る手段はない。
また、神威の使用者でなければ神威の時空間に行く手段もないので、避難として使用するのも非常に有効である。オビトは自分の全身や一部分を時空間に飛ばすことで幾度となく危機を回避している。鷹の五影会談襲撃時にはサスケと香燐を避難させるために[7]NARUTO 50巻 466話、第四次忍界大戦中にはナルトに九尾を渡すのをマダラから妨害されないために時空間へ移動した[8]NARUTO 69巻 666話

神威は別の神威の使用者によって無効化することができる。神威を宿す万華鏡写輪眼を持っていたオビトは万華鏡開眼前に左目をはたけカカシに移植しており、オビトと同じく万華鏡を開眼して神威を使用できたカカシは神威の時空間へ移動したオビトを攻撃することができた[9]NARUTO 64巻 609話。また、オビトはカカシが神威で外道魔像の頭部を千切り飛ばそうとしたのを打ち消した[10]NARUTO 62巻 595話。カカシはオビトの神威によって時空間へ飛ばされても神威を使用して時空間から自力で出ることができた[11]NARUTO 64巻 608話

別の時空間と繋ぐ出入り口を作る
別の時空間と繋ぐ出入り口を作る

神威は本来、空間と神威の時空間を繋げるものであるが、神威とは別の時空間忍術の時空間であってもその術と神威を共鳴させて別の時空間に入り込むことができる[12]NARUTO 71巻 683話。神威によって神威の時空間ではない時空間と繋げるためのポータルを作ることもできる[13]NARUTO 71巻 685話が、それには多大なチャクラが必要となる。その必要量は、六道仙人モードのナルトの影分身では足りず、百豪の術で溜めた膨大なチャクラを持つ忍がアシストしなければ不可能なほど。
更に、オビトはあの世との狭間でも神威を使用することができた。カグヤの必殺の技を食らい灰となった後、カカシとの精神空間にチャクラ体として神威で現れ、一時的に両眼の力を与えた[14]NARUTO 71巻 688話

右目

オビトの右目の万華鏡写輪眼は近距離用の神威を使用することができ、右目で自分を吸い込んで神威の時空間へ飛び、そこから好きな場所に出てこられた。神威の時空間移動には事前のマーキングの必要はなく、好きな時好きな場所に移動することができる。オビトの主な使用用途として、ある時は敵の攻撃を回避するために使い、ある時は長距離を移動するために使った。

右目の神威は、近くの対象を吸い込んで神威の時空間へと飛ばすことができる。これは対象の物質と共に使用者も飛ぶことができ、対象の物質のみを飛ばすこともできる。対象のみを飛ばす場合は自分自身を吸い込んで飛ばすよりも時空間移動スピードが早い[15]NARUTO 54巻 510話。また、自分以外の物質を飛ばすためには物理的な接触が必要[16]NARUTO 50巻 467話[17]NARUTO 60巻 566話だが、神威の時空間から出す時には物理的接触が無くても飛ばすことができる[18]NARUTO 70巻 675話

敵の攻撃を「すり抜ける」オビト
敵の攻撃を「すり抜ける」オビト

使用者は自分の体の一部を神威の時空間に飛ばすことができる。他者は、使用者や使用者が触れているものを目視はできるものの、触れることが一切できない[19]NARUTO 50巻 467話。この能力は他者からはあたかもすり抜けているかのように見える。オビトはこの能力を特に多用(無意識で発動する[20]陣の書 242ページ)し、体の一部を神威の時空間に飛ばすことであらゆる攻撃を無効化した。

体の一部のみならず全身をすり抜けさせることもできる。オビトはクシナ出産のために張られていた最高機密の結界をくぐり抜け[21]NARUTO 53巻 502話、また、地面の中に潜っていくかのようにすり抜けて隠れた後、地面から現れたかのように時空間から出て奇襲をしかける使用法を見せている[22]NARUTO 51巻 475話
オビトがこれらの能力を使用することによって視力の低下や疲労している姿は見られない。

このすり抜けの能力が連続で使用できるのは5分[23]NARUTO 54巻 510話。すり抜けはあくまで自分の体の一部又は全身を神威の時空間へ移動させているだけなので、自分の体が神威の時空間にある間に受けた神威の時空間にいる他者の攻撃[24]NARUTO 64巻 609話や神威の時空間にある他の物質によるダメージ[25]NARUTO 62巻 597話は通る。
オビトが十尾の人柱力となった際は、中にいる十尾が原因ですり抜けは使用不可となっている。

右目の神威のみでカカシから「四代目以上の時空間忍術」[26]NARUTO 43巻 395話、また、波風ミナトから「俺や二代目以上の時空間忍術」[27]NARUTO 53巻 502話と評されている。

左目

対象を神威の時空間へと飛ばす
対象を神威の時空間へと飛ばす

オビトの左目の万華鏡写輪眼は遠距離用の神威を使用することができる。オビトの左目は万華鏡開眼前からカカシに移植されているため、主な使用者ははたけカカシとなっている。
使用者が目視しているところに結界空間が発生し、その結界空間の中にある物質は中心に吸い込まれるようにして神威の時空間へ飛ばされる。作中でカカシが左目の神威を使い始めた頃は位置や大きさのコントロールに苦戦していたが[28]NARUTO 31巻 276話、時が経つにつれて、飛んでいる最中の発射物を神威で正確に捕らえられる[29]NARUTO 46巻 424話ほどに熟達していった。また、結界空間の大きさも外道魔像の頭を飛ばせるくらいまでコントロール可能となった[30]NARUTO 62巻 595話
右目でやるのと同じように自分自身を吸い込んで神威の時空間へと移動する[31]NARUTO 70巻 674話ことも、神威の時空間から出てくることもできる[32]NARUTO 64巻 608話

うちは一族でないカカシは、神威を使用するのにもかなりのチャクラを必要とする。使用後は誰かの手助けがないと移動もままならず、病院のベッドで寝込む場面も見られた[33]NARUTO 32巻 281話。最初は1日3発が限界であったが、物語が進むにつれて何発も使用可能になっている。その他の万華鏡写輪眼と同じく、使用する度に視力は低下していき、使用しすぎると目から出血する[34]NARUTO 63巻 598話
飛ばすものの大きさによってはある程度チャクラを練っておく必要がある[35]NARUTO 62巻 595話
九尾のチャクラのブーストがあると神威の使用可能回数が増え、能力も3倍以上に向上[36]NARUTO 64巻 617話し、より速く、八尾の全身ほどの大きな対象も神威の時空間へと出し入れできるようになる[37]NARUTO 64巻 610話

うちはマダラはカカシから左目を奪って神威を使用可能となっている。その際、マダラは十尾の人柱力でありながら、オビトとは違い、神威の時空間へと移動することができた[38]NARUTO 70巻 674話

両目

右目と左目で同じ対象へ神威を発動すると、神威の時空間への移動スピードが倍になる[39]NARUTO 69巻 666話
オビトは左目の神威でカグヤの黄泉比良坂に共鳴させ、右目の神威で自分(とナルトとサクラ)を吸い込んでカグヤの時空間へと移動するという使用法を見せた[40]NARUTO 71巻 685話
カカシがオビトから一時的に両方の万華鏡写輪眼を授けられた時にはスサノオが使用可能となっている。そのスサノオで神威の力を手裏剣に込めた神威手裏剣を使用した[41]NARUTO 71巻 689話

出典   [ + ]